AP Photo/Kyusung Gong

このたびロサンゼルス・ドジャースで活躍するムーキー・ベッツ選手のポッドキャスト「On Base」に、日本代表「たっちゃん」ことラーズ・ヌートバー選手が出演しました。

【動画】「まだ何も成し遂げてない」躊躇いながらもポッドキャストに出演したラーズ・ヌートバー

ヌートバーが語った大谷翔平

初期の頃から同番組の視聴者だったというヌートバー選手ですが、自身について「まだ何も成し遂げていない」と感じていたため、長い間出演をためらっていたそうです。

そんな彼は2025年6月現在、セントルイス・カージナルスで大谷翔平選手と同じリードオフ(1番打者)を任されており、ベッツ選手が大谷選手のリードオフについて意見を求めました。

2人は共通して「あれはショウヘイじゃないと無理」と合意。

自分たちが打てないような球でも大谷選手はホームランにしてしまうと感服しています。

続く2番を担うベッツ選手は「ショウヘイが先にヒットやホームランを打ってくれると、だいぶ気が楽になる」との本音も明かしました。

また母親が日本人のヌートバー選手は日本語が全く話せず、来日した際は親戚との交流に詰まってしまうこともあったのだとか。

これに対し、ベッツ選手は「日本に行った時に感じたけど、彼らって笑顔でお辞儀するのが会話になってる時がある」と、日本人にしか理解できない感覚に驚いたそうです。

さらにWBCの大会で初めて日本代表選手たちと合流した時は、「母に『恥をかかないように、礼儀正しくちゃんとしなさいよ』と言われていたから、ガチガチに緊張した」とも。

そんな彼に一番に話しかけてくれたのは大谷選手だったといい、「家族は元気?」と言われたことがきっかけで「緊張が解けてみんなと仲良くなれた」と語りました。

さらに話題は「有名人になること」の現実について。

「NBAの神様」と言われたマイケル・ジョーダン選手がテレビ番組のなかで、人気のあまり「自宅から出られないんだよ」と呟いていたのを見かけたというヌートバー選手。

それを見た彼は「ショウヘイみたいだな」と思ったそうで、ベッツ選手も「まさにショウヘイはそんな感じ。自由に動けないんだよ」と、有名になりすぎることの苦悩を明かしています。

ほかにもヌートバー選手は「ショウヘイがマウンドに立つと夢のような感覚になる。決勝戦では彼以外に任せたい選手は世界中どこを探してもいないって感じたよ」と、大谷選手の偉大さを称賛しました。