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【大リーグ】元アジア最多本塁打チュ・シンス、「イチローに続くか」殿堂入りに韓国メディア期待...「こんな韓国人大リーガーいなかった」

韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年11月18日、元大リーガーのチュ・シンス氏(43)の特集記事を組み、チュ氏の米国野球殿堂入りに大きな期待を寄せた。

チュ・シンス選手(SSG球団インスタグラムより)

「「『コリアン特急』パク・チャンホも享受できなかった栄光」

全米野球記者協会(BBWAA)は18日(日本時間)、 26年の殿堂入りの新候補12人を発表。大リーグで16年間プレーしたチュ氏が、韓国出身の大リーガーとして初めて候補に入った。

殿堂入りは、大リーグで10年以上プレーし、引退から5年が経過した元選手らが対象となる。BBWAAの会員による投票で、得票率75%以上で殿堂入りが決定する。

候補者の資格は最大で10年間継続する。得票率が5%以上で翌年も対象となり、5%未満ならば翌年、候補資格を喪失する。

日本出身の大リーガーとして、イチロー氏(52)が資格取得1年目の25年に、得票率99.7%でアジア人として初めて殿堂入りを果たした。

これまで、多くの韓国出身大リーガーが誕生したが、殿堂入りの候補に挙がった選手はひとりもいない。韓国人初の大リーガーで、アジア人最多の124勝をマークしたパク・チャンホ氏(52)さえも候補に挙がらなかった。

「スポーツ朝鮮」はチュ氏の「快挙」を、「こんな韓国人はいなかった 史上初のチュ・シンス、イチローの道を歩めるか...殿堂入り候補の栄誉」とのタイトルで報じた。

記事では「『コリアン特急』パク・チャンホも享受できなかった栄光」とし、こう続けた。

「当面5%の壁を越えるのも容易ではないとの見方も」

「パク・チャンホは、大リーグで17シーズンプレーし、アジア人投手歴代最多となる124勝を達成したが、候補にすら選ばれなかった。16年に立候補資格を得たものの、全米野球記者協会から無視された。韓国人として初めてワールドシリーズで優勝したキム・ビョンヒョンも候補に入らなかった。それだけに候補に入っただけでも大きな意味がある」

韓国人大リーガー初の「栄誉」へ期待を膨らませる一方、「スポーツ朝鮮」は資格に関わる「5%の壁」に言及。

記事では「チュ・シンスがイチローの後継者となるには75%以上の支持が必要だが、当面5%の壁を越えるのも容易ではないとの見方が出ている。大リーグ公式サイト『MLB.com』は、75%以上の支持を得られる唯一の候補として、大リーグ通算163勝のコール・ハメルズを挙げた」と解説した。

チュ氏は、韓国プロ野球を経験せず高校卒業後に渡米し、00年にシアトル・マリナーズと契約した。06年にクリーブランド・ガーディアンズに移籍し、その後、シンシナティ・レッズ、テキサス・レンジャーズでプレーした。

大リーグ通算218本塁打は、24年に大谷翔平選手(ドジャース、31)に更新されるまで、アジア最多記録だった。

配信元: J-CASTニュース

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