発酵食品であるみそは、タンパク質をはじめ、ビタミンB2などのビタミン類、鉄やリン、カルシウム、脂質、食物繊維などが含まれた栄養価の高い食品です。
さらに、発酵することで、タンパク質が酵素によって分解され、生命の維持に必要な必須アミノ酸8種類を含むアミノ酸になるのです。
それにより消化吸収率が高まるというメリットもあります。
このように栄養価が高いことから、「みそは医者いらず」という言い伝えがあるほど。
栄養学や医学の面からも、みそと健康に関する研究が進んでいます。
郷土料理に学ぶ「みそ」の食べ方
暑い夏にみそ汁なんてと思うかもしれませんが、昔から、みそは日本の暑い夏を乗り切る栄養食として地方の郷土料理に使われてきました。
そこで、暑い日だからこそ食べたいみそ料理のいくつかをご紹介しましょう。
沖縄の「かちゅー湯」は、お椀にみそとかつをぶしを入れ、お湯で溶いたシンプルな料理。
暑い沖縄で食べられている郷土料理だけあって、夏バテ気味で食欲がないときでもすいすい食べられます。
冷房でカラダの冷えが気になるときにもオススメです。
宮崎の「冷や汁」は、いりこをすり鉢に入れてすり潰し、焼いたアジとゴマ、味噌を加え、混ぜてすり鉢に広げた後、そのまま火で炙ってだし汁で伸ばしたもの。
豆腐やきゅうり、みょうがなどを加えて、氷を入れるか冷蔵庫で冷やし、熱いごはんにかけていただきます。
昔は麦飯にかけて食べていたもので、ごはんに3割ほど麦を混ぜて炊いた方が合います。
みそ料理を紹介したサイトも
みそ健康づくり委員会のサイト「みそ料理レシピ」では、この他にもたくさんのみそ料理を紹介しています。夏野菜を使ったサラダや冷製スープなど、夏にオススメのレシピもたくさん!
みそといえば味噌汁くらいでしか使ったことがない…という人も、この機会にみそ料理のレパートリーを増やしてみましょう。
そして、日本の伝統的な調味料「みそ」を見直すことで、この夏を元気に乗り切りましょう!
(編集・制作:いまトピママ)
配信: いまトピママ