「空気が読めない」と言われがちな理由
同じミスを繰り返したり、相手先と打ち合わせ中に空気がピリッとなる発言をしてしまったり……。
何度注意しても、なおらない同僚や部下に疲れていませんか?
これらは彼らの性格や努力不足ではなく、特性の可能性があります。
それが、生まれ持った発達上の特性「発達障害」を持った人。
代表的なのが、ASDとADHDです。
「ASD(自閉スペクトラム症)」は、人の気持ちを理解することが苦手なため、空気が読めないと言われがちに。
冗談や例え話でも、そのまま事実と受け止めてしまったり、思ったことをそのまま口に出してしまいます。
また、ルーティーンには強いですが、急な予定変更に弱く、例えば会議の急な変更等に対応するのはとても困難です。
そして、こだわりが強いという傾向もあります。
また「ADHD(注意欠如・多動症)」は、忘れ物などケアレスミスが多いのが特性のひとつ。
じっとして人の話を聞くのが苦手で、相手の話の腰を折ってしまうこともあります。
また、片付けや並行していくつもの作業を行うのが苦手です。
伝え方を工夫すればコミュニケーションが円滑に
こういった傾向のある人は、一般的に変わった人、努力が足りない人と思われてしまい、本人は非常に生きづらさを感じている場合が多くあります。
これらは持って生まれた特性であり、努力で改善できるものではありません。
しかし、まわりの人がどう伝えたら彼らがわかりやすいか、少し工夫することで、円滑なコミュニケーションをとることができます。
配信: いまトピママ