異物混入…ベビーフード約6万個を回収へ

第430回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
忙しいママたちの強い味方、「ベビーフード」。家事や育児に追われ、さらに毎日、離乳食を作るのは大変です。マザーファースト株式会社が昨年8月に行った「ママの愛がこもってる離乳食に関するアンケート」によると、ベビーフードを使っているママは75%にものぼります。そんななか、ベビーフードに樹脂片が混入し、およそ6万個を回収する事態が発生しました。

異物混入…ベビーフード約6万個を回収へ

長さ4cmの樹脂片

アサヒグループホールディングスは、8月29日、和光堂ブランドで展開する「栄養マルシェ 鶏とおさかなのベビーランチ」など、計およそ6万個の商品の一部に青色の樹脂片が混入していたため、自主回収すると発表しました。

詳しい原因は、調査中とのことですが、商品を購入した客からの問い合わせがきっかけで発覚したのだそう。

大手グループだけあって、世のママたちの高い信頼を得ていた和光堂。その信頼を裏切られたママたちからは、怒りの声が続々と聞こえてきます。

対象商品の特徴は?

現在のところ、健康被害は確認されていませんが、商品を着払いで返品した際、代金相当のプリペイドカードを送ることで対応。気になる対象商品の情報は?

□返金対象商品
1)賞味期限が2017年12月14日の「栄養マルシェ 鶏とおさかなのベビーランチ」
2)賞味期限が2017年12月10日の「栄養マルシェ 和野菜のベビーランチ」

以上の2商品です。和光堂のベビーフードは、全国のスーパーなどで販売されているため、もしかしたら、家にあるかもしれません。該当するものがあれば、開封せず、問い合わせの電話を入れるようにしましょう。

問い合わせ番号:0120-88-5620
受付時間:平日9~17時まで(9月3~4日は、休日対応)

今回が初めてではない!

じつは、和光堂の異物混入は、今回が初めてではありません。2015年1月には、同社のベビーフード「BIGサイズのグーグーキッチン ごろごろ肉じゃが」のなかに、体長7.4mmのコオロギの成虫が混入していたことが発覚しました。

今回、異物混入が明らかになった「ベビーランチシリーズ」は、ごはん系とおかず系がセットになっており、携帯しやすい容器、スプーン付きなど、おでかけ時にも使えるとママたちに人気の商品だったといいます。度重なる異物混入で、ママたちの信頼を失ったのは言うまでもありません。今後の対応に注目です。

最近のベビーフードは、栄養満点でクオリティが高いと言われています。疲れてしまった時やおでかけの時に活用するママが多く、手作りよりも買ったもののほうが食べてくれるなんて声もあるほど。今後は、製造元がどこであっても、「何か変なものが入っていないか」、よく確認しながら食べさせたほうがよさそうです。
(文・明日陽樹/考務店)

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