ハンバーグの付け合わせ?簡単準備の野菜やスープ

第4171回 はじめてライフ
肉汁たっぷりのおいしいハンバーグが食べたい!そう思ってひき肉を用意したものの、あれ?付け合せはどうしよう?野菜もバランスよく入れたい!そんな風に頭を悩ませているあなたにピッタリの、ハンバーグに合う付け合せの野菜やスープご紹介します。

ハンバーグと組み合わせにピッタリの定番野菜

お皿の上にはポツンとハンバーグだけ。そんなさみしいメインディッシュはあまりにもお粗末です。お肉を食べたらきちんと野菜も食べましょう。どうせならハンバーグにピッタリのおいしい野菜を添えたいものです。

緑の野菜で彩りを美しく

ハンバーグ自体は茶色い地味な色をしていますし、ハンバーグソースといえば赤や茶色、白っぽいものが多いですよね。そこで重宝するのが、色鮮やかで栄養価も高い緑黄色野菜です。特に緑の野菜は赤っぽいソースのハンバーグにも、大根おろしなど和風のソースにもよく映えます。

【ブロッコリー】
軽く茹でて、塩を振っただけでもハンバーグの付け合せにピッタリです。ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれるため、風邪の予防や疲労回復に最適です。
グラム当たりの含有量がレモンよりも多く、一度に食べる量から考えると、とても効率よくビタミンCが摂れます。また葉酸やビタミンE、ビタミンKなども豊富に含み、栄養価が非常に高い野菜です。

【ほうれん草】
こちらも茹でるだけで、立派な付け合せになる野菜です。さっと茹でたあと、さらにバターで炒めるとボリュームのある付け合せになります。
ほうれん草もブロッコリーと同じく、栄養価がとても高い野菜です。免疫力を高めるβ-カロテンをはじめ、たくさんのビタミンとミネラルを含んでいます。成長期の子どもやお年寄りにもしっかり食べてもらいたい野菜です。

ひと工夫したキャベツの付け合せ

キャベツはブロッコリーやほうれん草ほど鮮やかな色はしていませんが、ひと工夫した付け合せにすることで、食卓の彩りとなります。キャベツに含まれる栄養素のビタミンUやジアスターゼはどちらも胃腸の働きをよくするので、ハンバーグなど重めの料理と合わせるのに最適です。

【焼きキャベツ】
ざっくりと6つ切りか8つ切りにしたキャベツをそのままフライパンで焼きます。表面に焼き色がつけばできあがり。塩こしょうで食べてもおいしいですが、オススメは粒マスタードとマヨネーズを混ぜたものにチーズを加えた簡単ソースです。

【ザワークラウト】
せん切りにしたキャベツをさっと茹で、お酢・白ワイン・砂糖・塩にあえてから、寝かせます。ザワークラウトというのはドイツで食べられているキャベツのお漬物です。さっぱりとしているので、ハンバーグの脂っこさを軽くしてくれそうです。

【キャベツとホタテの蒸し物】
ひと口大に切ったキャベツにホタテの缶詰を汁ごとあえて、蒸し器で約7分蒸します。蒸しあがったらゴマ油をまわしかけてできあがりです。中華風ですので、どちらかというと和風ハンバーグの付け合せによさそうです。

子どもが喜ぶハンバーグの付け合せ

ハンバーグは大好きだけれど、付け合せを食べてくれない!そんな悩みを抱えるお母さんは多いのではないでしょうか。レストランのハンバーグにも、子どもたちが苦手な野菜の代表選手ニンジンがよく添えられていますね。子どもが喜んで食べてくれそうな付け合せをいくつかご紹介します。

大嫌いなニンジンをおいしく楽しく

ハンバーグの付け合せとして定番中の定番なのがニンジンのグラッセです。鮮やかな色が食欲をそそりますし、コロコロとした形はハンバーグの横に合いますね。砂糖を多めにすれば、甘くておやつのように食べられるのに、ニンジンだというだけで毛嫌いをするお子さんは多いようです。

【甘いニンジン】
皮をむいて切ったニンジンは、できれば面取りをしましょう。鍋に入れたニンジンをひたひたのお水で煮ます。沸騰したら砂糖を入れ、15~20分間、弱火で煮ます。煮汁がなくなってきたら、塩とバターを加えて、全体にからめると完成です。
この時の砂糖の分量は、ニンジン2本に対して、大さじ1杯程度です。これで甘いグラッセができあがります。

【かわいいニンジン】
少し手間はかかりますが、輪切りにしたニンジンを型抜きしてみましょう。ハートや星の形の甘いニンジンなら、子どもたちも喜んでくれるのではないでしょうか。
ジャガイモのバリエーション
メークインや男爵だけでなく、いろいろな種類があるジャガイモ。粘りがあって煮崩れしにくいのがメークインで、カレーやおでんなどに向いています。逆にホクホクと仕上げたい料理には男爵を使いましょう。

【ベイクドポテト】
アルミホイルで包んだ丸々一個のジャガイモを、オーブンでじっくりと焼きます。さまざまな調味料やチーズを用意しておけば、焼きあがったジャガイモの味付けを各々で楽しむこともできます。

【フライドポテト】
切ったジャガイモと片栗粉少々をビニール袋に入れてよく振り混ぜます。ジャガイモは串切りでもサイコロ状でもOKです。フライパンにオリーブオイルを軽くひき、中火で揚げ焼きにします。竹串かつまようじを刺してみて、すっと通ったらできあがりです。
お家でフライドポテトをつくるのは少し面倒に感じるかもしれませんが、これなら手間もあまりかかりません。ファーストフード店とはひと味ちがうフライドポテトに子どもも喜んでくれるかもしれません。

いろいろパスタ

ハンバーグの横に真っ赤なナポリタンという組み合わせは、洋食のゴールデンコンビです。どちらも子どもに人気のあるメニューですね。ナポリタンはスパゲティでつくりますが、ショートパスタを使ってつくる付け合せもあります。ショートパスタには色んな形のものがあるので、子どもたちのワクワクする顔が見たい方はぜひお試しを。

【あっさりパスタ】
茹であげたパスタをだし醤油、塩昆布、ちりめんじゃこであえます。味の濃淡はお好みで。カルシウムなど成長に欠かせない栄養素も摂ることができますよ。

【かりかりパスタ】
リボン型などのショートパスタを時間通りに茹でて、オリーブオイルをからめます。パスタが冷めたら、それをきつね色になるまで油で揚げます。次にフライパンで水と砂糖を煮立てます。砂糖の色が変わってきたら、揚げたパスタを投入してよくからめます。できあがったパスタは引っ付かないように広げて乾かし完成です。
油で揚げたパスタの半分を砂糖ではなく、塩で軽く味付けすると2種類の味が楽しめます。付け合せというより、おやつに近いですが、大きめのグラスなどに入れて食卓に置けば、子どもたちも喜びそうですね。

ハンバーグの付け合せで使えるスープ

ごはんにはお味噌汁、洋食にはスープ。汁物があるのとないのでは食事のバランスや見栄えがずいぶんと変わるものです。しかし一般の家庭では、裏ごし作業を必要とするポタージュスープなどはそう簡単にはつくれません。ハンバーグを手づくりするのならなおのこと。いくら時間があっても足りませんよね。そこでハンバーグの付け合せとして、おうちで簡単につくれるおいしいスープを最後にご紹介します。

【カリフラワーのコンソメスープ】
小分けしたカリフラワー、輪切りにしたソーセージ、コンソメスープの素を水に入れ、3~4分煮ます。具材に火が通ったら塩こしょうで味を調えます。仕上げに刻んだパセリと粉チーズを振りかければ完成です。

【コーンスープ中華風】
コーンクリームの缶詰を使います。缶詰の中身全量とその2倍量の水、鶏ガラスープの素を鍋に入れて温めます。ふつふつと沸いてきたら水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。最後に溶き卵を入れて静かに混ぜます。塩こしょうで味を調えたらできあがり。

まとめ

このようにハンバーグの付け合せにはいろいろなバリエーションがあります。ハンバーグなどの肉料理を食べる時には、できるだけ野菜も一緒に摂るよう普段から心がけましょう。付け合せをスープにする場合も、できるだけ野菜が入っているものをつくるとよいでしょう。