「光る君へ」倫子さま(黒木華)の器の大きさに驚嘆「なんて深い愛なんだ」「道長のために頭下げられるのか」

「光る君へ」倫子さま(黒木華)の器の大きさに驚嘆「なんて深い愛なんだ」「道長のために頭下げられるのか」

女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)の最終回(第48話)が15日、放送され、まひろ(吉高由里子)を問い詰め、夫である藤原道長(柄本佑)との関係を聞き出す嫡妻、源倫子(黒木華)が見せた器の大きさに、多くの視聴者から驚嘆の声が殺到した。

平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部/まひろの幼少期からの生涯と「源氏物語」の執筆や、権力者、道長とのかかわりを軸に描いてきた波乱の一代記。下級貴族の娘として生まれたまひろ(吉高由里子)と、公卿の息子の道長(柄本佑)は、幼いころに知り合い互いにひかれながらも、身分の違いから夫婦になることも公に認められた愛人関係になることもできないまま、人知れず思いを寄せ、互いを支え合ってきたソウルメイト。対する倫子は、長く左大臣を務めた源雅信の娘であり、家柄と富に恵まれただけでなく、道長との間に生まれた4人の娘を入内させ、長男は道長の後を継いで摂政に就いた栄華の体現者だが、道長の心をつかむことはできないでいた。

この日の放送で、倫子はまひろを呼びつけると、道長との関係がいつからだったのかと単刀直入に問い詰めた。夫のこれまでの態度から2人がただならぬ関係だとは気づいていた倫子の鋭いまなざしにまひろは戸惑いつつも、覚悟を決め、道長との経緯を話して聞かせた。9歳での出会いから、母親の仇の弟だと知った時の衝撃、無残に処刑された散楽の一員、直秀(毎熊克哉)を一緒に葬ったつらい思い出などを打ち明け、悲しみを分かち合えるのはお互いしかいなかったのだと説明した。想像以上に深い関係だと知った倫子は愕然。自身の娘で、一条天皇(塩野瑛久)の后だった彰子(見上愛)にまひろが女房、藤式部として大いに頼りにされていたことについて、「どういう気持ちであの子のそばにいたの? 何も知らずにあの子はあなたに心を開いていたのね。あなたは本心を隠したまま、あの子の心に分け入り、私からあの子を奪っていったのね。私たち、あなたの手のひらのうえで転がされていたのかしら」と目に涙を浮かべながら悔しがった。弁明しようとするまひろに、倫子は「それですべて? 隠し事はもうないかしら?」と問いかけ、まひろは一瞬躊躇しつつ「はい」と返答。倫子は冷静に、「このことは死ぬまで胸にしまったまま生きてください」と厳命した。

この場面を受け、倫子に同情する視聴者が続出。SNSには「倫子さまつらいよなぁ…そんなの勝てるわけないじゃないって感じだよなぁ…」「胸が痛む。彰子さまもまひろに夢中だったもんね」「度量のでかいところを見せたつもりがコテンパンにやられてしまった倫子さま…」といったコメントが相次いだ。実はまひろには、娘の賢子(南沙良)が道長の子であるというもう1つの隠しごとがあるため、「でもまだ隠してることが…」「賢子ちゃんのことは言えないね、言えない」と慄く声もあった。

その後、2人の娘に先立たれた道長が生きる気力をなくし、病状が悪化して寝たきりに。すると倫子はまひろを呼んで、道長を見舞ってほしいと頼み、「どうか殿の魂をつなぎ止めておくれ」と頭を下げた。夫の気持ちを優先して、憎きライバルであるはずのまひろに会わせようとする倫子の懐の深さには、「最期に会わせてあげちゃうの? なんと心の広いこと」「どんなお気持ちで…」「なんて深い愛なんだ」「すごいなぁ…道長くんのために頭下げられるのか」と多くの視聴者が驚嘆した。

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