菜の花に瓜二つのセイヨウカラシナ
そもそも菜の花とは、アブラナ科アブラナ属の花の総称で、一般的にはアブラナやセイヨウアブラナの別名として使われていたりする名前です。そして、そっくりな花の名前は、「セイヨウカラシナ」。同じアブラナ科アブラナ属なので見分けるのが大変。
見分けるポイントは、「花の大きさがセイヨウアブラナよりもセイヨウカラシナのほうが小さい」や「セイヨウアブラナは花びらが十字になるのに対し、セイヨウカラシナは花びらが2つずつに分かれる」などと言われています。でも、正直これらでは判断しづらい…。
もっとも簡単な見分け方は、茎の部分の葉に注目! 茎に抱きつくように葉がついているのがセイヨウアブラナで、木の枝ように葉がついているのがセイヨウカラシナです。
セイヨウカラシナも食べることができる!
菜の花同様にセイヨウカラシナも食べることができます。ここでは、簡単なレシピをご紹介。
【材料】
・セイヨウカラシナ(茎と葉部分)…お好みの分量
・塩…適量
【作り方】
1)セイヨウカラシナを洗い、食べやすい大きさに切る
2)鍋に水を入れ沸騰させたら、セイヨウカラシナをさっとゆがく
3)セイヨウカラシナをしっかり絞り、塩を振りかけながらボウルに重ねていく
4)3に落とし蓋をし、重石をおく
5)ひと晩置いたら、塩を洗い落として完成
重石がない場合は、何か重みのあるものでおさえればOK。また、ゆがきすぎると、食感が悪くなったり、独特の苦みが味わえない可能性があるので、さっと火を通すのがポイントです。
子どもとお散歩しているときに菜の花のような花をみつけたら、どっちの花なのかじっくり観察してみましょう。
(文・山手チカコ/考務店)
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