こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食後期以降になると、自分で離乳食を食べられるようになってきます。自分の手を使い、手づかみ食べやスプーンやフォークを使って食べるようになってくるこの時期。赤ちゃんは、自分で食べることは楽しんでいます。
でもそのうち、食べ物がおもちゃになって口に入らず遊び始める子も出てきます。そんな赤ちゃんへのアプローチ方法をお話します。
ある程度自由にさせてOK、とことん付き合ってみて
食べ物だから、食事だから、しつけだからと考えると、食べ物で遊ぶ姿はよくないと大人は感じてしまいますね。分かります。その線引きって本当に難しいです。
でも、赤ちゃんにとって食事は遊びや発見のひとつなのです。食べ物の感触や温度を確かめながら触っています。なので、ある程度は赤ちゃんの興味関心に任せて、とことん付き合ってあげることも大切です。
遊び食べをする赤ちゃんにどう対応したらいいの?
遊び食べする赤ちゃんにとことん付き合うと言っても、どうすればいいのか戸惑うと思います。そこで、どう対応すればいいのか3つのポイントをお伝えします。
・ママのおなかのすく時間と赤ちゃんのおなかのすく時間は違う
ママと赤ちゃんのおなかの空く時間は違います。遊んで口に中になかなか入らないときは、まだおなかが空いていないのかもしれません。生活リズムが整っているかを見直してみてください。
・きれいに食べなくてOK
食べている最中も、食べたあとも、食べ残しなくキレイに食べられないのが当然と思ってください。
・ママの中の「ここまでライン」を決める
ママにとっての「ここまでやったらストップさせる」というお家ルールを決めてみましょう。
食べ物で遊びだすのは、成長発達ほとんどの赤ちゃんが通る道です。赤ちゃんの興味関心を大切にしながら食事のサポートができるといいですね。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)