3回食の“基本のキ”をおさらい!
お子さんの栄養バランスを意識して3回に食事を分ける……。なかなか気をつかうところだと思います。これから始める人、もう始めている人も、ここでもう一度3回食の基本からおさらいしてみましょう。
3回食はいつから始めるべき?
初めは母乳やミルクだけで育っていた赤ちゃんも、じょじょに足りなくなってくる栄養を補うため、そして、食べる練習をするために離乳食が始まります。生後5、6カ月ごろから1回食が始まり、1回食を始めて2カ月後くらいの生後7、8カ月から2回食、そして、さらに2カ月後くらいの生後9、10カ月が、一般的な離乳食後期、いわゆる3回食へと進む時期だといわれています。
とはいえ、これはあくまでも目安。赤ちゃんの成長には個人差がありますので、離乳食の進み方もそれぞれ違って当然です。3回食を始める前に、次の4点を確認してみてください。
1.離乳食中期をおおよそ2カ月過ぎた。
2.離乳食中期の時期におかゆを50~80gほど食べられるようになった。※食べムラが出てくる時期なので、量はあくまで目安です
3.豆腐ぐらいの固さのものをモグモグと食べられるようになった。
4.少し繊維が多めの野菜や鶏のささみなども食べられるようになった。
以上、4点がクリアできていなければ、生後10カ月を過ぎていても、無理に3回食に進む必要はありません。赤ちゃんの成長を見守りながら、その子に合ったタイミングで3回食に進みましょう。
3回食の量はどのくらい?硬さや大きさは?
3回食における1回の食事の量ですが、目安としては総量が子供茶碗1杯分くらい。厚生労働省が発表している3回食の初期の目安としては、以下が1回分となっています。
〇主食+副菜
穀類:80~90g + 野菜・果物:30~40g
〇上記に追加一品(※下記のいずれか)
肉や魚なら15g、豆腐なら45g、卵なら半分、乳製品なら80g
これもあくまで目安であって、この通りに与えなくてはいけないということではありません。アレルギーなどにも気を付けて、赤ちゃんの様子を見ながら与えましょう。離乳食の硬さはバナナくらいが目安で、歯茎でつぶせる程度がいいといわれています。大きさは5mm~8mm程度がいいでしょう。手づかみで食べることができるものは、スティック状にしてもかまいません。ごはんは5倍がゆくらいから始め、じょじょに水分量を減らしていってください。
また、3回食になったからといって、必要な栄養分をすべて離乳食で補うことはまだできませんので、母乳やミルクも与えてください。割合としては離乳食が60~70%、母乳やミルクが30~40%くらいです。離乳食後とそれ以外に2回ほど与えます。赤ちゃんによって、離乳食を食べる量は異なるので、母乳やミルクの量も個人差があります。大事なことは、赤ちゃんが成長しているかどうかです。あまり神経質になりすぎないようにしてくださいね。
※引用元: 基礎知識「3回食はいつから始める?量や硬さは?」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/common/895 〉
いかがでしたでしょうか。参考になりましたか? 赤ちゃんのときから“食べる”ことを好きになってもらえると、その後が楽ですし、お子さんも食が楽しみになることで毎日をさらに幸せに過ごせるのではないでしょうか。少しずつ食べられるものが増える楽しみをお子さんと一緒に分かち合ってくださいね。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)