この時期に気をつけたい感染症は?
今年もかぜやインフルエンザの季節がやってきました。ウイルスは冬期に感染力が高まるものです。そのうえ冷たい空気の乾燥によって、のどや鼻の粘膜の機能が低下するため、かぜやインフルエンザに感染しやすくなります。
とくにインフルエンザは感染力が強く、妊娠中にかかると、肺炎などの合併症を引き起こし、症状が重くなりやすいこともわかっていますので、予防対策はしっかり行いましょう。
おなかの赤ちゃんに影響を与える感染症も!?
妊娠中の感染症予防のためには、石けんを使ったこまめな手洗いとうがいを習慣化することが大切です。できるだけ人ごみを避け、不必要な外出は控えましょう。
また、日頃の体調管理も重要です。栄養バランスのよい食事で、体力の低下を防ぎ、十分な睡眠でウイルスの抵抗力を高めることも予防策のひとつ。妊娠中にウイルスや細菌、寄生虫などに感染すると、妊婦さん自身が体調を崩してつらい思いをするだけでなく、おなかの赤ちゃんにうつってしまうこともあります。ときには何らかの症状が赤ちゃんにあらわれることも……。
妊婦さん自身はもちろん、おなかのなかの赤ちゃんを守るためにも、手洗いうがいは有効なのです。
手洗い&うがいで、感染症を予防しましょう
とくにトイレの後、調理や食事の前後、ガーデニングなどで土にさわった後、ペットとふれあった後、乳幼児と遊んだりお世話をしたりした後はていねいに洗いましょう。
土の中には有害な寄生虫や、感染症にかかった猫などのフンが混じっていることもあります。モルモットやハムスター、猫を飼っている場合、ペットが感染していることもありますので、感染の確率は低いとはいえ、万が一にならないためにしっかり予防対策を。どんな感染症でも予防が第一ですが、もしもかかってしまった場合は、早めに医療機関を受診してください。
特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト
同法人は「妊娠期から始める孤育て(孤独な子育て)予防」「コンテンツによる社会課題の予防・解消」を展開する子育て支援団体です。産前産後の母親やその家庭に、妊娠週日数や月齢に応じた赤ちゃんの成長の様子やアドバイスを送る事で、乳幼児虐待や産後うつなどを未然に防ぐことを目指しています。
※「妊婦手帳」は特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクトより一部コンテンツの提供を受け運営しています。