無印良品「好みの濃さで味わう」シリーズのラインナップは…
商品名の通り、同シリーズは自分の好みに合わせて、粉末の量を増やしたり減らしたりして、味の濃さを調節する粉末タイプの飲料。種類によっても異なりますが、お湯や冷水、炭酸水、牛乳など、割りものを選べるのも嬉しいポイントです。現在無印良品で発売されているフレーバーは、以下9種類。

・柚子はちみつ(95g)ノンカフェイン
・アサイー&ざくろ(90g)ノンカフェイン
・ブラッドオレンジ&イタリアンレモン(100g)ノンカフェイン
・マンゴー&パッションフルーツ(100g)ノンカフェイン
・レモン&ライムジンジャー(100g)ノンカフェイン
・ルイボスジンジャー チャイ(130g)ノンカフェイン
・ほうじ茶ラテ(120g)
・マサラチャイ(115g)
・宇治抹茶ラテ(100g)
内容量にはわずかにバラつきがありますが、価格はすべて税込350円で、1袋で7~8杯のドリンクを作ることができます。1杯あたり40~50円程度なので、コスパも悪くはないはず。さらに、ほとんどのフレーバーはノンカフェインなので、妊娠中や授乳期間中のママでも飲みやすそう。
これから本格的な夏を迎える今の時期は、コールドドリンクを飲みたくなるから、今回の飲み比べはすべて冷水で試飲することに。濃さに関しては、パッケージに記載されている分量で作りました。飲み比べた結果のランキングは…?
■9位 ほうじ茶ラテ

ほうじ茶の芳ばしい香りはとてもよかったのですが、やや甘すぎる印象があり、最下位という結果に。
■8位 マンゴー&パッションフルーツ

8位は「マンゴー&パッションフルーツ」。マンゴーの甘みや風味が強く、マイルドな甘さを楽しめる半面、一般的なマンゴージュースとあまり味の変化を感じられないため、順位は低めに。
■7位 ルイボスジンジャー チャイ

チャイでありながら、ベースをルイボスティーにすることでノンカフェインに仕上げてあるのがポイント。とはいえ、味わいに関してはルイボスティーの香りがやや強めで、好みが分かれそう。
■6位 マサラチャイ

パッケージを開封すると、シナモンやカルダモンなど、スパイスの香りが広がり、やや飲みづらそうなイメージでしたが、実際に冷水で割って飲んでみると、意外にも飲みやすい1杯に。
■5位 宇治抹茶ラテ

こちらも宇治抹茶の香りがとてもよく出ており、冷水で割ってもしっかりとした抹茶ラテの味わいを楽しめました。でも、おそらく牛乳で割った方がよりコクが増しておいしくなりそうなポテンシャルを秘めています。
■4位 柚子はちみつ

ほのかなゆずの香りと、はちみつの甘みが心地よいドリンク。冷水はもちろん、お湯や炭酸水、お酒で割っても楽しめそうな爽やかなフレーバーが特徴的でした。
■3位 ブラッドオレンジ&イタリアンレモン

「●●&●●」と2種類のフレーバーを組み合わせた商品が多い同シリーズのなかで、もっとも両方のフレーバーを感じることができたのが、「ブラッドオレンジ&イタリアンレモン」。スッキリとした飲み心地なので、運動後の一杯にもよさそう。
■2位 アサイー&ざくろ

少し甘さは気になるもののざくろの酸味でバランスの取れたドリンクに。粉末の量を少し減らし、炭酸水で割ると、ゴクゴク飲めそうな味わいです。また、子どもでも楽しめそうなフレーバーなのも高ポイント。
■1位 レモン&ライムジンジャー

そして堂々の1位に輝いたのは「レモン&ライムジンジャー」。ライムとジンジャーのキリッとした香りとレモンの酸味は、コンビニやスーパーのドリンクでは巡り合うことはできなさそうなご褒美感があります。やや独特な味わいで大人向けではありますが、コールドドリンクだけでなく、寝起きにホットドリンクにして飲んでも満足できるはず。
1~9位までのランキングにしましたが、「どのフレーバーもおいしい」というのが、試飲した全員の感想。「好みの濃さで味わう」シリーズは、無印良品のなかでもハズレなしの商品といえそうです。
小さいころに駄菓子屋さんで買っていた粉末ジュースとはまったく異なり、どれも本格的な味わい。気分転換するのにピッタリのドリンクなので、気になるフレーバーを試してみてくださいね。
(文・山手チカコ/考務店)