【カカオ72%】3つの産地のチョコを食べ比べ!『ハイカカオセレクション』の味の違いを徹底食レポ!

【カカオ72%】3つの産地のチョコを食べ比べ!『ハイカカオセレクション』の味の違いを徹底食レポ!

【エクアドル】エクアドル産カカオマス使用(ECUADOR)

エクアドル産のカカオマスは花のようなフローラルな香りとそこからくる果実感があり、苦みや酸味は控えめなのが特徴だ。赤道直下の国で作られたことで全く違う味や香りが楽しめる。

個包装は深みのある水色の袋を破るとまるで香水のような華やかな香り。スーッと清涼感がありそれでいて心落ち着くようなそんな感じ。

味わいもまさにフローラルのような印象で、苦みと酸味を少しずつ感じつつもカカオ72%とは思えない食べやすさ。

噛むほどに香りが味へと変わっていくような不思議な感覚は普段口にするチョコでは味わえないだろう。

そういう意味ではチョコらしくないといってもいい。

途中、甘味がグッと出てくるのだが、終始渋みが側にいるのも面白いポイント。チョコレート界のワインのような大人の面を持ち合わせた味わいだ。ビールやワインと相性が良さそう。

【ベネズエラ】ベネズエラ産カカオマス使用(VENEZUELA)

最後はベネズエラ産カカオマス。雑味が少なくバランスの良い味わい、ローストしたナッツを思わせるまろやかさが特徴だ。

その特徴通り、深い青色の袋からはローストしたような香ばしい香りがふわり。ガーナ産と似たような印象だが、こちらの方がロースト感が強く苦みや酸味を持った複雑な香りになっている。

パキっとひと欠片口に入れると、グッと重たい苦味が口中に広がっていく。だが、決して嫌な味ではない。甘味や酸味が苦味の角を削ぎ落して良いところだけを残したようなそんな味。

そこにナッツを思わせるまろやかな旨味が感じられるから苦味より美味しいと思わせてくれるのだ。

酸味もガーナ産より控えめで、苦味の魅力を存分に楽しみたい人にぴったりな味わい。

香りも香ばしく魅力的なのだが、味わいの美味しさがずば抜けているせいで感じにくいのがもったいない。口の中でしっかり溶かしながら風味も楽しんでみてほしい。ホットの紅茶がおすすめだ。

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