2017年、日清食品の公式SNSアカウントに投稿されて大きな話題を読んだ「カップヌードル 謎肉丼」が『カップヌードル 謎肉牛丼』に進化して新発売! 国民食の「牛丼」を再現したというその味は一体何が違うのか。気になるその味、おためしするしかない!
えっ、謎肉丼って豚丼だったの!? 牛肉変更でうまさがアップ。もっと入ってててもかまわないんだけど!
2018年に発売した日清食品「カップヌードル 謎肉丼」は、カップヌードルでお馴染みの謎肉がふんだんに入った即席カップライス。元々、同社公式SNSアカウントで2017年に投稿されたアレンジレシピが、大きな話題を呼び商品化に至った。
「カップヌードル」ブランドだが「カップメシ」シリーズのため麺は入っていない
正式に発売されてからも話題は尽きず、翌2019年に再販されるほどの人気ぶり。そして今年、ついに国民食の1つである牛丼の味わいに進化して発売されることとなった。それこそが『カップヌードル 謎肉牛丼』(114gうちライス86g・希望小売価格 税抜277円・2020年12月7日発売)である。
大きな違いは2つ。1つ目は謎肉が牛(ぎゅう)謎肉になったこと。文字通り、謎肉に使われていた肉が牛肉に変わったのだ。そもそも謎肉とは「豚肉」と大豆由来の原料に野菜などを混ぜてミンチにしたもの。対する牛謎肉は「牛肉」と大豆由来の原料に野菜などを混ぜたミンチにしたものである。
文字にすると漢字が1文字変わっただけだが、豚と牛では全くと言っていいほど味が違うのは明らか。豚肉にはない牛肉ならではの食べ応えや旨味がどのように楽しめるのか期待が高まる。
この「カップヌードル 謎肉丼」は豚丼だったということか
もう1つの違いはつゆ(味付け)。「カップヌードル 謎肉丼」はあくまでアレンジレシピのため、つゆは「カップヌードル」の醤油ベースのスープが使われている。
それに対して『カップヌードル 謎肉牛丼』は牛丼の味わいを再現するために、玉ねぎの甘味を加えた甘辛つゆと、牛の旨味とだしをきかせた醤油ベースのつゆの組み合わせ。つまり、「カップヌードル 謎肉丼」のアレンジレシピという枠を取っ払い、牛丼としての完成度を高めた即席カップライスというわけ。
それではカップヌードルの誇る牛丼を食べてみよう。
牛丼と言っても即席カップライスなので作り方は簡単。お湯を入れて5分待機。ちなみに記者はお米をムラなく湯戻しするために、お湯を注いだ後軽くかき混ぜている。
出来上がったら特製つゆをかけて良くかき混ぜれば完成だ。
最後に混ぜ返すので牛謎肉はほとんど埋もれてしまう。見た目の牛丼ぽさは無い
つゆから漂う甘辛な香り。ほんのりとスパイシーな香りもする。目をつぶれば牛丼がそこにあると感じる。ただ、見た目は雑炊というか、水分量が多いつゆだく状態。こればかりは仕方ない。
つゆを吸ったご飯と一緒に牛謎肉をパクリ。食感こそ「カップメシ」ではあるが、その味わいは確かに牛丼。全体的に薄味ではあるが、牛の旨みとだしを感じられる牛丼らしい味わいだ。ガツンとしたインパクトではなく甘味をメインとした優しい印象。
味の濃い牛丼が好きな人には物足りないか…
そして一番気になる牛謎肉は非常に面白い。まず食感からして違う。謎肉の時は弾力があり噛むほどに味が染み出るような味わいだった。それに対して、牛謎肉はほろほろっと崩れるような柔らかさがある。臭みはなく噛めばきちんと牛肉の旨味が感じられるのだ。正直謎肉との違いが大きく出るのかと不安だったが、これは確かに牛肉である。
ちょっと気になったのは牛謎肉の量。一面覆いつくすほど、とは言わないがもう少し入っていて欲しかったのは事実。ひと口に1個入っていれば良いかな、くらいの量なので是非次回は全国チェーン店びっくりの量に挑戦してもらいたい。
その他の具材の玉ねぎとネギはあまり目立たないが、シャキッとした軽いアクセントで楽しませてくれた
牛丼の代わりになると大声では言えないが、常備食やいつもとは違う味を楽しむには最適な1食。まずはこの味を確かめる価値はあるはずだ。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
1食あたりのエネルギーは466kcal、糖質は約81.3g
配信: おためし新商品ナビ
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