ストロー飲みの4つのステップアップ方法
スパウトで練習
ストローをうまく吸うことができない赤ちゃんには、“スパウト”という、哺乳瓶の口とストローの間のようなマグで練習する方法があります。私の子どもたちも、ストローの前にスパウトで練習しました。もちろん、必ず使わなければいけないものではありませんよ。
どんな感じで吸うのかな? と、私も吸ったことがあるのですが、哺乳瓶を吸う感覚にも似ています。わが子はすんなりと吸えるようになりました。また、ストローのように水分が大量に口に入ってこないので、赤ちゃんがびっくりすることなく飲めるのではないかと感じます。
少量の水分で練習
マグに少量の水分を入れ、ストローを吸う練習をしてみましょう。大量に吸って、のどに引っかけたり、口からこぼしてしまったりすることが軽減されます。まずは、水分補給ではなく、ストローの練習と思って取り組んでみてくださいね。
お風呂あがりに練習
口から大量に出て、服が汚れて困る場合は、お風呂あがりにチャレンジしてはいかがですか? 体を拭いて服を着せる前のほんの少しの隙間時間。お風呂あがりの水分補給にもなり、バスタオルで体をくるんでいるので、口からこぼれてきてもママのストレスになりにくいと思います。
コップ飲みのほうがじょうずなら、それでもOK
コップよりもストローが先! というわけではありません。コップ飲みのほうがじょうずなら、それでもいいですよ。実は私の長男は、コップ飲みを先に習得しました。
はじめからストローをじょうずに吸える子もいれば、そうでない子もいます。吸えなくても心配することはありません。今まで見たことがない、“ストローという異物”が口の中に入ってくることに、赤ちゃんはびっくりしているのかもしれません。無理強いせずに、毎日ほんの少しだけ、ストローの練習を取り入れ、長い目で取り組んでみてくださいね。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
関連記事: