実際、ママ友の金銭感覚にズレがありすぎて頭を悩ませているママは少なくないと聞く。ランチに誘われてついて行ったら、想像以上の高級店で「持ち合わせが足りないので…」なんて、言い出しづらいものだ。
そこで、ママテナ読者に、ママ友同士の付き合いで金銭感覚の違いを感じるケースがあるかどうかについて、アンケートを実施してみた。(調査概要 調査実施時期:2015年5月27日~2015年6月1日 調査対象者:全国の20~64歳までの既婚・子どもがいる女性 調査方法:インターネットによる独自調査 有効回答数:192)
●金銭感覚の違い、ランチで感じるママ多数
Q.ママ友との付き合いで、金銭感覚の違いを感じることはある?
ある…53.6%
ない…46.4%
金銭感覚の違いを感じるかどうかについては、半数以上の人が「ある」と回答した。具体的にどんなときに感じたのか、寄せられたコメントを見ていこう。
「毎日の買い物がうちは激安スーパー、ママ友は高級スーパー」(20代)
「ランチで行く店の客単価の違いや、同じ商品の値段についての高いか安いかの評価の違い」(20代)
「外食先やおでかけスポット、ショッピングモールへの来店率など」(30代)
「いつも、新しい靴、かばん、服を来て自分の為に使っているママ友を見るとき」(30代)
「子ども服が全部 ブランド」(40代)
ダントツで多かったのは、「ランチ」の店の選び方。たしかに、安価なファミレスチェーンがある一方で、コーヒー・デザート付きで1000円程度のお店、さらに3000~5000円のランチコースを提供する高級店もある。こういった店選びの段階で、金銭感覚の違いを目の当たりにする人が多いようだ。
ちょっと金銭感覚が違うな…と思ったら、そうしたママ友との付き合いを止めればよいが、関係性の拒絶によって悪評が広まっても困りもの。ママたちは、関係性を続けているのだろうか…?
●金銭感覚の違うママとの付き合いは割り切りが大切
Q. 金銭感覚の異なるママ友と付き合いを続けますか?
続ける・続けている…78.5%
続けない・続けたくない…21.5%
8割弱の人が「続ける・続けている」と回答。その理由は、「それぞれ価値観は違うと割り切って付き合えるから」(44.3%)、「相手との関係はお金だけではないので」(25.5%)、「子どもの学校でのつながりなどを考慮して」(20.8%)という回答が並んだ。
「続ける・続けている」を選んだママたちのなかには、「価値観が違っても押しつけあわなければストレスやトラブルにはならない」(30代)、「必要なときにつきあう程度なので、それほど気にならない」(30代)という声もあった。程よい距離感を保てば、金銭感覚の異なるママ友とも良好な関係を築けるようだ。
なかなか難しいママ友間での金銭感覚の違い。家計に余裕があり、高級志向なママとのランチが多いと、たしかに気が滅入ってしまうが、一緒に出かける回数を調整するなど、お付き合いの距離感やバランスを上手にとってみては?
(南澤悠佳/ノオト)