実際、「子どもの同級生の家族とのお出かけ」について、ママテナ読者はどう思っているのだろうか? お出かけ内容や満足度について探るべく、アンケートを実施した。(調査概要 調査実施時期:2015年5月27日~2015年6月1日 調査対象者:全国の20~49歳までの既婚・子どもがいる女性 調査方法:インターネットによる独自調査 有効回答数:218)
Q. 子どもの同級生家族と実際に行ったことのあるものは?(複数回答)
1位 食事(63.8%)
2位 (宿泊をしない)お出かけ(45.4%)
3位 ホームパーティー(33.9%)
4位 買い物(30.7%)
5位 特に行ったことはない(24.8%)
6位 旅行(8.7%)
7位 その他(7.3%)
いちばん多かったのは、やっぱり食事(63.8%)。年齢や職業、趣味など、すべてが異なる人同士でも一緒に楽しめるのが大きいのかも。
逆に、お互いに気を遣って疲れそうで、ハードルがかなり高く見えるのが「旅行」(8.7%)だ。そうした事情を反映してか低めの数値となっているが、旅行を選択した人を対象に「楽しめたかどうか」を聞いてみたところ、意外にも「楽しめた」が89.5%と大多数! 「どちらとも言えない」は1割程度で、「楽しめなかった」のはゼロという結果だった。
●気を遣う間柄だからこその良い面もある?
「どちらとも言えない」派の人にその理由についてフリーコメントで回答をもらったが、「相手の家族とペースが違うため」(30代)「相手のペースなど気を遣うことが多いため。でも楽しいこともたくさんあるのでどちらがいいのかわからない」(30代)など、同級生家族やママ友とはいえ、やはり家庭間におけるペースの違いはストレスになるようだ。
思えば、もともと家族や親しい友人同士など、気のおけない相手とでも、「旅行」にはケンカや小さなもめごとがつきもの。
非日常の不慣れな場面での疲労感に、「他人への気遣い」が加わり、疲れが増すことは当然あるだろう。でも、お互いに気を遣う間柄だからこそ「一緒に楽しもうとする」「小さなことで不満を言わない」などの良い面があるのかもしれない。
ちなみに、「特に行ったことはない」という人も、全体の25.0%程度いた。「子どもは子ども、親は親」という割り切りもあるだろうし、仕事などが忙しくて不可能というケースもあるだろう。
実際に行ってみると、「楽しい」と感じる人が大半を占めている。かといって「他人に気を遣ってしまってお出かけを楽しめない」という人は、「子どものため」という理由だけで無理にがんばる必要はないのかも。
(田幸和歌子+ノオト)