子どもに留守番をさせるとしたら、どんなことに注意すれば良い? 病児保育、ベビーシッター、家事代行を行うマザーネットの代表取締役・上田理恵子さんはいう。
「共働き家庭の場合、子どもが留守番するケースのほか、学童保育に行くケースでも、親が仕事に出てからということが多いもの。出かけるときのチェック事項をきちんと作っておきたいですね」(上田さん 以下同)
上田さんがすすめるのは、「電気は消した?」「エアコンは消した?」「テレビは消した?」「荷物は持った?」「鍵は閉めた?」などのチェックポイントを書いた紙を、家のドアの内側に貼ること。そして、声だし確認をすることだそう。
「また、ある程度の年齢になると、共働きで親が在宅していない家が、子どもたちの溜まり場になる恐れがあります。『親がいないときは呼ばない・行かない』など、ルール決めしておくことも必要ですね」
●子に生活の記録をつけてもらい、1日の様子を把握しよう
また、長い時間があるだけに、忘れてはいけないのは、夏休みの「宿題」や「勉強」。共働き家庭では、「親子の夏休みノート」を作るのがオススメだと上田さんはアドバイスする。
「A4などのノートで夏休みノートを作り、そこに朝食や昼食のメニューを書いたり、『〇時 勉強』『△時 ゲーム』『□時 ピアノ』というように、何時に何をしたか書かせたりすると良いですよ」
子どもは意外とウソをつけないもので、具体的に書かせると、1日の様子がよくわかるそう。
「大切なのは、親が帰宅後にノートを必ずチェックし、メッセージを書いてあげること。夕食のときに見ながら親子で会話するのも良いですね。楽しかったことやお手伝いなどを『絵』にかかせるのも良いですね」
さらに、子どもの年齢が少し上がると、活動範囲が広がり、遠くに行くことも出てくる。そうした際にも、ノートを活用し、出かける前に「行き先」「誰と行くか」「何時に帰るか」を記入すると良いそう。
ちなみに、「親子の夏休みノート」は、子どもの生活を親が把握・管理するためだけでなく、後に宝物になるそう。ぜひ上手に活用したいものだ。
(田幸和歌子+ノオト)