体質は4つのタイプに分けられる 圧倒的に多いのは「糖質過剰」タイプ
業界最大手のパーソナルトレーニングジムで2000人以上のカウンセリング、栄養指導を行い、体質や悩みに合った食事を提案してきました。その経験から分かったのは、体質は、食生活や生活習慣などにより「糖質過剰」「脂質過剰」「代謝不良」「ビタミン・ミネラル不足」の4タイプに分けられるということでした。
中でも圧倒的に多いのは、炭水化物や甘い物をよく食べる「糖質過剰」タイプ。このタイプの人は食事で太るのが特徴なので、ごはん、パン、麺などを控え、肉、魚、卵、大豆製品を食べるなど、食事を少し工夫すれば痩せやすいといえるでしょう。
女性に多く見られ、脂身の多い肉や揚げ物が好きな方が当てはまりやすいのが「脂質過剰」タイプです。このタイプの人は、揚げ物、ドレッシング、マヨネーズなど太る油を控えるのがポイントです。
見た目は太っていなくても、筋肉量が少なく、代謝が悪い「代謝不良」タイプは、たんぱく質が不足しがちです。たんぱく質を多く取り、先に食べることで効率良く吸収できます。
お酒をよく飲む方に多いのが「ビタミン・ミネラル不足」タイプ。栄養バランスを整えるためにも、さまざまな食材を食べ、間食にはナッツや乳製品を取ることも大事です。
ダイエットで大切なのは、自分の体質を見極めることです。体質に合わせて食生活を改善していけば、効率よく痩せることができるはずです。
経験を元にした「やみつきズボラ飯」 野菜やたんぱく源が簡単に取れる
大学生の頃、上京をきっかけに、友人やバイト仲間とおいしいものをお腹いっぱい食べるようになり、1年間で15kgも太ってしまったことがあります。このままではいけないと思いダイエットをスタートしたものの、過度な食事制限をしたため、すぐにリバウンド。失敗を繰り返しながらたどり着いたのが、糖質を控えて、野菜とたんぱく源を増やすという食事方法でした。この方法がマッチして、半年間で15kgの減量に成功しました。
そうした経験や、ダイエットをする方に「サッとつくれて栄養があるものを教えてほしい」と言われたことがきっかけで考案したのが「やみつきズボラ飯」です。手軽な材料で工程も少なく、電子レンジ調理など短時間でつくれるものが基本です。
電子レンジで調理すれば、ブロッコリーに含まれるビタミンCも失われない
例えば、アボカド、ミニトマト、鮭フレークを酢であえたものや、トマトジュースに塩、こしょう、油を混ぜ合わせ、電子レンジで加熱するだけのトマトスープなど、簡単なものばかり。レシピのハードルが下がれば、自炊が面倒くさい方でもつくりやすいので、野菜やたんぱく源も、しっかり取ることができますよね。
いまの季節は、よく白菜を使います。鍋料理にすると、かさ増しになり、汁ごと飲めば水溶性のビタミンも取ることができます。私がとくに好きなのは、しめじ、えのきなどのきのこ類をたっぷり入れた豆乳鍋。不溶性食物繊維がたくさん取れますし、免疫力アップにもつながります。
きのこ類ではえのきを使うことが多いですね。麺のように食べることができて、歯応えもあるので、ダイエットにも向いています。えのきを電子レンジで加熱して細かく刻み、青じそ、納豆と混ぜ合わせたものをごはんのお供としてよく食べています。
配信: たべぷろ