コロナうつを防ぐためには葉物野菜を取り入れて
コロナ太りの原因は、活動量が減ったこともあるのですが、自由な時間が増えることで、食生活や食事の時間が乱れてしまうのも要因の一つです。また、副交感神経も影響しています。家でリラックスしている時間が増えると、副交感神経が優位に働くので、代謝が落ちてしまうのです。そうすると、これまで通りの食生活でも脂肪を蓄積しやすく、太りやすくなってしまいます。身体を動かすと交感神経が活発になるので、適度な運動も取り入れるといいでしょう。
また、コロナ禍で不安になっている人もいるのではないでしょうか。実は栄養バランスが整っていない人ほど不安になりやすく、とくに、鉄分やビタミンB1、マグネシウムが不足していると、うつ症状になりやすいのです。メンタルを健康に保つためにも、鉄分を多く含む小松菜やほうれん草、春菊など、葉物野菜を取るように心がけて欲しいですね。
女性に不足しがちなビタミンやミネラルを手軽に取ることができるアボカドレシピ
この時期は体調も崩しやすいので、ビタミンCを積極的に取ることも大切です。ビタミンCは、ビタミンの中でも唯一、体の中で生成できないため、口から取らないと不足してしまいます。冬場は手軽なみかんがオススメですね。
お正月は、お餅を食べる機会も多いので、糖質の量が増え、むくんだり、脂肪も増えやすくなりがちです。野菜などに含まれる食物繊維には糖質の吸収を抑制する働きがあるので、最初に野菜を食べるよう意識し、普段よりたくさん取るようにすると、お正月太りも予防できると思います。
<プロフィール>
たかすぎ・ほみ 管理栄養士、ヘルスビューティーアドバイザー。マイナス15kgのダイエット成功をきっかけに、業界最大手のパーソナルトレーニングジムにて2000人以上に栄養指導を行う。独自の食事指導サービスを開発し、現在はダイエットやアンチエイジング、脳活性などの分野でセミナー講師、個別栄養指導をメインに活動中。初の著書『やセレクション ~これを選んで食べたら、15kgやせました~』を発売。
『やセレクション ~これを選んで食べたら、15kgやせました~』
高杉保美著/主婦の友社
定価:1200円(税別)
◇百菜元気新聞の2021年1月1日号の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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