共働き家庭 子の急病への対応9割ママ負担

第20回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
頬が赤くなるリンゴ病(伝染性紅斑)の感染者数増加が騒がれているが、高温多湿のこの時期は、ダニやカビが増殖しやすく梅雨喘息にもかかりやすい季節。小さい子がいる人は、特に注意が必要だ。だが、いくら気をつけていたとしても、病気にかかる時はかかる。仕事に育児に忙しい、共働き夫婦のママたちは、その時どうしているのだろうか?

一般財団法人・日本病児保育協会が、2015年5月22日~6月8日にかけて、小学校就学前の子を持つ共働きの父親、母親に「急な子どもの病気について」のアンケート調査を実施した。

子の病気

「あなたのお子さんが病気になった時、ご家庭ではどのように対応していますか(単一回答)」の回答は、「母親が仕事を休む」(62.7%)が最も多く、次点は「お子さんにとっての祖父母に預ける(24.8%)」、「父親が仕事を休む(7.8%)」と続いた。父親や祖父母よりも、圧倒的に母親の負担が大きくなっているようだ。

また、「お子さんが病気になった時、あなたとあなたの配偶者それぞれの負担感について、2人の合計が100%になるようにご回答ください」という質問に対し、半数以上の母親が自分の負担が90%以上と回答。しかし、父親の回答を見ると、母親が90%以上負担していると回答した人は約5%に留まり、男女での意識差が明らかになった。

子が病気にかかった際に、父親、母親のどちらが休むべきなのか、共働き夫婦にとっては悩ましい問題だろう。お互いが交互に休めればいいのかもしれないが、現実はなかなか難しく母親の負担が増えがちに…。だが、そんな共働き夫婦のために、病児保育サービスも存在する。

病気で幼稚園や学校に行けない子を、親に代わって専門の病児保育士が看病するもの。最近では病児保育士をテーマにした人気コミック『37.5℃の涙』がテレビドラマ化され、注目を集めている。病児保育を利用してみたいけどイマイチ内容がわからない人は、前述のコミックやテレビドラマで、病児保育の具体的なサービスをチェックしてみてはいかが?
(文・奈古善晴/考務店)

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