私は、3歳から小学生までの子ども達に、歌・ダンス・表現のレッスンクラスを運営しています。
レッスンには、いろんな子どもが通っています。
楽しそうに通ってくる子ども達がほとんどですが、中には泣きながら、親に引きずられてレッスンに来る子ども達もいます。
つい先日まで笑顔だったのに、今日は泣いてる。
なんて事も良くある光景です。
そんな子ども達には、共通して言える理由があったんです。
泣くには理由がある!
泣くという行為には理由があります。
大人も理由無しに泣いたりしません。それは子どもも同じです。
先日、ある4歳のAちゃんが泣きながらレッスンにやってきました。
いつもは笑顔のAちゃんですが、この日は泣いてばかり。
結局、レッスンの最後まで泣き続けて終わりました。
翌週も、その翌々週も・・・。
お母さんは「幼稚園で疲れたみたい。」と言っていましたが、ちょっとおかしいなと思いAちゃんに理由を聞いてみました。
理由は単純でした。
「お母さんはいつもお仕事でダンスの発表を観に来てくれない。」
ちょうど大きなショッピングモールでダンスを発表する日が近づいていたのです。
Aちゃんのお母さんは仕事が忙しく、いつもダンスの発表を観に来る事が無かったのです。
お母さんが観に来てくれないとわかっているからレッスンをせず、少しでもお母さんと一緒にいたかった。
というのがAちゃんの理由でした。
その後、お母さんにAちゃんの話をするとびっくりした様な顔をしていました。
そして、お母さんはAちゃんと「ダンスの発表は、お仕事をお休みして観に行くからね。」と約束をしました。
すると、翌週から、Aちゃんは泣く事もなく笑顔でレッスンに来たのです。
決めつけず、ちゃんと子どもと向かい合って
Aちゃんだけに関わらず、泣く子には必ず理由があります。
Kちゃんの場合
Kちゃんは、お母さがん三人目を妊娠し、臨月あたり~産後4か月ほどまで、お母さんを求めて泣くという行為が続きました。
Mちゃんの場合
Mちゃんは、お母さんが仕事に復帰し、幼稚園やレッスンの送り迎えがおばあちゃんに変わったあたりから3ヵ月ほど泣いていました。
Sちゃんの場合
Sちゃんは、お母さんの都合で、毎回レッスンに10分ほど遅れて参加します。
小さな子どもにとって、途中参加というのはとても勇気のいる事です。
お母さんに話を聞くと、まだ小さい赤ちゃんがいるので、なかなか定刻通りに家を出るのが難しいそうです。
わかります。
子どもと出かける準備をしていると、何かとハプニングがあったりして予定通りにはいかないものです。
でも、遅れるという理由でSちゃんが泣くのであれば、もう少し余裕を持って準備をする事を心がけてくれました。
それ以降は泣く事がなくなりました。
子どもに泣かれると、親はどうしてもストレスを感じます。
でも、そのストレスの原因はもしかしたら自分にあるかもしれないですね。
まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援をはじめ、高知県内外各地で子育てイベントを開催しています。
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