私は、二週間という超スピード婚でした。そんな新婚初日のお話です。
入籍した日は嬉しくて、ウキウキの止まらない私は、昼間から手の込んだ料理を作り始めた所からスタートします。
自分の気持ちを押し付け過ぎた?
夕方「今から帰るね」と夫からのメール。帰宅時間に合わせて最後の仕上げ。あと数分というタイミングで夫の帰宅。
ウキウキの私は「おかえり~。すぐご飯に出来るからね。」と夫に伝えると、「先にお風呂に入っていい?」とのまさかの返事。ガーン!
出来立て熱々を食べて欲しいのに。ここは譲れないと意地になり、「明日から先にお風呂にするから、今日はご飯食べて欲しい。」とお願い。しかし「いや。先にお風呂入るね。」とニッコリ笑顔の夫。
何笑ってるんだ!私は昼間からずっと料理してたんだぞ!あなたの喜ぶ顔が見たくて作ったのよ!(心の声)
そんな思いが溢れ、悲しくなり、虚しくなり、気づけば、財布と車の鍵だけを持って家を出ていました。新婚初日から実家に帰ると親も心配するだろうしと、ひとりでファーストフード店で時間を潰していました。
2時間経っても、夫からの連絡は無し。追いかけてきた様子も無し。
仕方なく4時間後、家に戻ってみると、部屋の電気が消えている。もしかして、私を探しに出かけた?と寝室を覗くと、真っ暗な部屋の中で、気持ち良さそうに眠ってる夫を発見。怒りより情けない気持ちでいっぱいになりました。「何、寝てんだよ・・。」
同じ景色は見てるけど、意識がすれ違ってた
夫を起こすと、「おかえり」と一言。え?それだけ?
「心配じゃなかった?探そうと思わなかった?電話しようと思わなかった?」と聞くと、「帰ってくると思ったよ。」とニッコリ。「は?」という言葉しか出てこなかった。
翌日、夫が仕事に出た後、いろいろ考えた。何がいけなかったのか。誰が悪いのか。
そして、辿り着いた。
・誰も悪くない。
・ただ、お互いの意識が違っただけ。
・夫は、先にお風呂が入りたかった。
・私は、先に料理を食べて欲しかった。
結婚という同じ景色を見ているよう様だけど、二人とも意識が違ったんです。その結婚という景色には、自分しか存在していなくて、相手が不在だった。
きっと、相手が存在していたら、共に、意志を押し通す事が無かっただろうし、意地になる事もなかったのだろう。と反省しました。
それを教訓に、「二人の意識をすり合わせる。」を大切にし、今でも、週に一度以上は、二人で意識を共有する時間をわざわざ作っています。
ちょっとしたすれ違いから学んだ事。おかげで大切な時間を共有できています
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