部活をやめたい理由は?子どもが抱える悩みと親の対処方法

第120回 みんなが共感!ママのお悩み
部活はやりがいや熱中する楽しさを教えてくれる経験ですが、子どもが「やめたい」と言い出すこともあります。このとき、親はどのように対処するのが望ましいのでしょうか?部活をやめたい子どもが抱えがちな悩みや、親の取るべき対処方法について紹介します。

子どもが部活をやめたいと言ったら?

子どもが「部活をやめたい」と言ったときは、どのような対応を取るのが望ましいのでしょうか?慌ててあれこれ心配せず、まずは子どもと向き合うことから始めましょう。

初投稿です。 中学一年女子の剣道部です いきなりですが部活をやめたい- 学校 | 教えて!goo

話を聞くことから始める

子どもが「部活をやめたい」と言ったとき、まず確認したいのがその理由です。頭ごなしに「そんなのダメ」と言うのはもちろん、「わかった」とあっさり認めるのもおすすめできません。

部活をやめたい妥当な理由があったり、「本当は続けたい」という気持ちが子どものなかにあったりするかもしれないためです。

「なぜ部活をやめたいと思ったのか」を突き止めれば、やめずに済む方法が見つかる可能性はあります。また、理由を確認して親が「それは仕方ない」と思えれば、部活をやめる方向で進めていけばよいでしょう。

ただし、子ども本人が、なかなか理由を明らかにしてくれないこともあります。親は根気よく、じっくりと話を聞いてあげることが大切です。

部活をやめたい主な理由

子どもが部活をやめたいという理由は様々です。子どもがなかなか理由を話してくれないときは、親の方から「これかな?」と思われる理由を挙げて尋ねてみましょう。

これなら、子どもはイエスかノーかで答えやすくなります。子どもが部活をやめたいときに考えられる、主な理由について紹介します。

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つらいだけで楽しくない

子どもの部活が運動部や強豪といわれる部の場合、練習がつらいのかもしれません。運動部でも、比較的ゆるい雰囲気の部活といつも全力を求められる厳しい雰囲気の部活があります。

子どもが所属している部活が厳しい雰囲気の部活なら、「練習がつらいし、全然楽しくない」と感じることもあるでしょう。

そもそも、子どもがその部活を選んだ理由は何だったのでしょうか?もしも「友だちがいるから」「そのスポーツが好きだから」などの理由だった場合は、キツい練習メニューや厳しい部活の雰囲気を予想していなかったのかもしれません。

「思っていたのと違う」「自分には合わない」などと感じやすく、「これがずっと続くのは耐えられない」と思い詰めてしまうでしょう。

頑張ってもレギュラーになれない

子どもが真剣に部活に取り組んでいる場合、どんなに頑張ってもレギュラーになれない状態は苦痛です。小学校までは「みんな仲良し」だったクラブ活動や部活も、中学校に入ると実力主義です。

頑張っても評価されない・レギュラーになれないということが続くと、子どもはモチベーションを保てません。部活に在席している意味を見いだせず、やめたいと考えるようになるのです。

「うちは個人競技だから関係ない」と思う親もいるかもしれません。しかし、個人でも試合や発表の機会があるものは、選手や出場者が選抜されます。子どもが常に裏方に回される場合、力不足を感じてやめたいと思うでしょう。

ほかにやりたいことを見つけた

中学生にもなれば、知識も増えて興味の範囲も広がります。子どもが部活をやめたいと言い出したのは、部活以上に魅力的な何かが見つかったためかもしれません。

子どもは、ひとつのことに意識を集中させがちです。やりたいことが見つかって、それ以外「いらない」と思ってしまった可能性があります。

しかし、やりたいことと部活は両立不可能なのでしょうか?部活をやめるのは簡単ですが、部活が子どもの息抜きになっていたり友だちとの交流を深めるチャンスになっていたりするケースは多々あります。

「部活をやめることのデメリット」についてきちんと子どもと話し、「両立する」という選択肢はないのかを話し合ってみましょう。

やめる際に気になること

子どもが部活をやめるのは簡単ですが、やめた後が不安です。多くの親が疑問や不安を感じがちな、「部活をやめたらどうなるか」について紹介します。

内申書に響く?

「中学校でどのような部活に入って何をしていたか」ということは、内申書に関係ありません。つまり、子どもが部活をやめたところで、「内申書にマイナスの影響はない」ということです。

ただし居住地によっては、部活の好成績が受験を有利にするケースもあります。たとえば、「全国大会に出場した」「県大会でトップだった」などの場合です。

子どもが部活で圧倒的なトップクラスにいる場合、地域によっては部活の好成績が加点されない分、受験が「有利ではなくなる」かもしれません。

しかし基本的に、内申書を左右するのは「教科の成績を合計した」内申点です。子どもがごく一般的な生徒の場合、成績さえキープできていれば、退部で内申書が不利になることはほぼないでしょう。

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部活仲間や顧問との関係性の変化

現在子どもの交友関係がほぼ部活仲間で完結している場合、やめた後の友だちや顧問との関係が気になります。

部活によって円満に築かれていた人間関係は、部活をやめるとぎこちなくなったり合わなくなったりしがちです。子どもとは「もしもやめたら友だち関係が変わるかもしれない」ということは話し合っておいた方がよいでしょう。

ただし、現在子どもが部活の人間関係にストレスを感じているのなら、やめる方向でも問題ありません。続けるにせよやめるにせよ、子どもが穏やかに過ごせると思える方向をめざしましょう。

やめた後にどう過ごすか

「部活をやめると子どもがダラダラ過ごしてしまうのでは…」、これも親が心配しがちな事柄です。子どもが部活をやめたいと言ったときは「やめた後にどう過ごすつもりなのか」をきちんと話し合いましょう。

子どものなかで「やめた後どうするか」があいまいな場合は、部活を続ける選択肢はないのかを考えてもらいます。今何か嫌なことがあったとして、「解決策はないのか」「気の持ち方を変えられないのか」など、意見を交わしてみるのです。

一方、子どもに「勉強を頑張りたい」などのポジティブな理由があるのなら、応援してあげてもよいかもしれません。この場合、学校が終わった後の具体的な過ごし方についてしっかり話し合いましょう。

部活をやめるときはなんて言えばいい?

子どもの部活をやめる意志が固い場合や、やむを得ないと思える理由がある場合、親としても強く「続けなさい」とは言えません。

子どもがスムーズに部活をやめられるよう、「部活をやめます」というときの上手な伝え方を一緒に考えてみましょう。

勉強時間が足りない

一番角が立たないのは、やはり「勉強」を理由にすることです。中学生なら内申点などがありますから、顧問の先生も強くは反対できないでしょう。

成績がそこそこの子どもなら、「もっと勉強に時間を割きたい」という言い訳はリアルに感じられます。また、成績上位の子どもでも「もっと上をめざしたい」「部活があると勉強できなくて不安」などと言えば、反発されることもないはずです。

部活をやめたい理由が人間関係などの場合でも、本当のことを言う必要はありません。波風立てずに部活をやめるには、学生の本分である「勉強」を持ち出すのが最善でしょう。

家庭の事情や経済面から続けられない

家庭の事情や経済面の事情も、先生や仲間を納得させやすい理由です。「家族の手伝いをしなければならない」「経済的に苦しく、部費を払えない」などの理由がある場合は、率直に話せば理解してもらえるでしょう。

ただし、部活をやめたいがために事情を大げさに言うのは避けるべきです。「家族が病気で」「会社が倒産した」などは、すぐにバレてしまいます。後で先生や仲間たちから反感を買わないよう、誇張や大げさな嘘は避けましょう。

モチベーションが保てなくなった

部活を続けるモチベーションがなくなってしまった場合は、正直に伝えてみるのもひとつでしょう。モチベーションが保てなくなる理由は、様々あるはずです。

子どもが「ケガで思うように体が動かない」「友人関係がギクシャクしている」「練習しても実力が上がらない」などがあれば、これらはすべて「やる気がなくなった」「モチベーションが上がらない」などに置き換えられます。

ただし、モチベーションが保てないという理由だけでは、顧問や仲間を説得するのは難しいかもしれません。「やめた後にやりたいことがある、」「勉強ひと筋で頑張りたい」、などといった前向きな理由もあわせて用意しておくとよいでしょう。

親としてできる対処方法

子どもが部活をやめたいと言ったとき、親としてはやめてほしくないと思うこともあるかもしれません。しかし、親子の信頼や絆を深めるには、「自分よりも子どもの気持ちに立って考えること」が必要です。

子どもが部活をやめたいと言い出したとき、親としてどのようなことができるのでしょうか?

子どもの気持ちを尊重する

親としては、まず子どもの気持ちに寄り添ってあげることが大切です。子どもが部活をやめたいというのなら、基本的には子どもの意見を尊重します。部活がつらくて学校に行けなくなったり部活の人間関係に悩まされたりするのは、学生にとって本末転倒です。

部活が子どもの学校生活を苦しくしているのなら、すっぱりやめてしまっても問題はありません。ほとんどの子どもが参加しているとはいえ、部活は基本的に自由参加です。

少し部活を休ませる

子どもの様子が疲れていたり元気がなかったりするのなら、「部活を休もう」と声を掛けてみましょう。精神的に弱っているとき、人間は正しい決断を下しにくいものです。

「部活と少し距離を取る」ことで、子どもも自分の今後について冷静に判断できるようになることもあります。部活をしばらく休んでみても子どものやめたい気持ちが変わらないのなら、退部の方向で話を進めてもよいでしょう。

トラブルの場合は慎重に

部活をやめたい原因が「人間関係」のケースもあります。子どもがただの愚痴っぽく「やめたい」と言っている場合は、子ども同士や学校の対応に任せてよいでしょう。親が出て行くと、余計ややこしくなったり大事になったりしがちです。

一方、子どもが話すトラブルが深刻な場合は、親が出て行く必要があります。たとえば、「明らかな暴力」や「いじめ」の場合です。学校ともしっかり話し合い、親として子どもを守らなければなりません。

暴力やいじめは、深刻なトラブルに発展しやすいといえます。事実を把握したら、大きな問題になる前に早急な対応が必要です。

まとめ

子どもが部活をやめたいと言ったときは、基本的に子どもの意見を尊重します。ただし、子どもはそのときの気分やできごとなどで「やめたい」などと軽く言ってしまうこともあります。親としては、子どもの言葉がどれほど真剣なものなのかを適切に見極めることが必要です。

子どものやめたい気持ちが本気だと思えるなら、親としては受け入れてあげます。やめた後の過ごし方ややめ方についてもよく話し合い、スムーズに退部できるように応援してあげましょう。