『キリン 午後の紅茶 ミルクティー』
左:新、右:旧
続いては『キリン 午後の紅茶 ミルクティー』。コクのある香りが特徴の「キャンディ茶葉」を20%使用した茶葉の香りとミルクの濃厚な味わいを楽しめる1本だ。こちらも30周年リニューアル時には茶葉の80%に使用されていたのだが、大幅にその割合を減らしている。
そもそも『キリン 午後の紅茶 ミルクティー』と後述の『キリン 午後の紅茶 レモンティー』は元々ユーザー評価が高く、リニューアルが見送りになるほどのクオリティを持っていた。この大胆な割合変更は吉と出るのだろうか。
1本あたりのエネルギーは190kcal、糖質は約33~39g。微量だがともに増加
パッケージはミルクティー入りのポット。ちなみに、容器が代わりひと回り細く、5mmほど長くなっている。
香りの違いはほとんどなし。
記者の思う『キリン 午後の紅茶 ミルクティー』の良さは、ミルクの濃厚さとその甘さから織りなす飲みごたえ。これが新『キリン 午後の紅茶 ミルクティー』は見事に強化されていて、口に触れた瞬間の甘味が強く口の中で広がる茶葉やミルクの旨味をしっかりと感じ取ることが出来る。
成分が底に沈殿しているのでよく振ってから飲むこと
旧「キリン 午後の紅茶 ミルクティー」は比較的スッキリとした飲み口で、甘いのが苦手な人にも飲みやすかった。後に残る茶葉感もリニューアル後はしっかりと印象に残る仕立てで満足度が高い。事実、冒頭で紹介したキリンビバレッジのアンケートでも100%の人が美味しいと回答している。ファンには嬉しいリニューアルとなったと言えるだろう。
『キリン 午後の紅茶 レモンティー』
左:新、右:旧
最後は『キリン 午後の紅茶 レモンティー』。フルーティな香りが特徴の「ヌワラエリア茶葉」を15%、レモン果汁を0.1%使用したレモンティーだ。こちらは大幅な茶葉の割合変更がなく、15%以上の記述から15%と言い切っただけ。
パッケージにはレモンティー入りのポット。緑のアクセントカラーが入って可愛らしくなっている。こちらも容器を一新。
1本あたりのエネルギーは140kcal、糖質は約35g
ほんのりと香るレモンを感じながらそれぞれ口にしたのだが…正直なところ記者には全く味の違いが分からない。温めて甘味や香りを際立たせてみたのだが、それでもやはり明確な差は感じられなかった。史上最高おいしいというより変わらぬおいしさという印象。
そもそもリニューアル前から十二分に美味しいと評判の『キリン 午後の紅茶 レモンティー』。どちらも舌に触れると甘味があり、ゆったりと風味が広がっていく。最後の方には優しい酸味がキュッと口の中を引き締めて爽やかな気分を楽しませてくれた。
配信: おためし新商品ナビ