【濃いお茶飲み比べ】一番濃旨はどれ!?『サントリー緑茶 伊右衛門 濃い味/お~いお茶 濃い茶/綾鷹 濃い緑茶』

【濃いお茶飲み比べ】一番濃旨はどれ!?『サントリー緑茶 伊右衛門 濃い味/お~いお茶 濃い茶/綾鷹 濃い緑茶』

『お~いお茶 濃い茶』

続いては、濃いお茶の先駆者、伊藤園『お~いお茶 濃い茶』(600mlPET※・希望小売価格 税抜140円・発売中)。濃い茶専用にブレンドされた国産茶葉から抽出された抹茶入り緑茶飲料だ。

2019年には体脂肪を減らす機能があると知られる機能性関与成分グレート型カテキンを1,200mlあたり340mg配合(2本分)してリニューアル。抹茶の渋みと健康意識の2つのアプローチを試みた1本だ。

パッケージは『サントリー緑茶 伊右衛門 濃い味』と似た彩度の高い深緑。

1本あたりのエネルギー、糖質ともに0。カテキン480mg(うちガレート型カテキン340mg)

お茶の色は3本の中で最も薄い。抹茶入りだけあって、香りの中にもその存在を感じる。厚みも3本中1番。

味わいは苦味が強め。中盤ごろから渋みを感じる構成となっているようだ。そのためか旨味は少々控えめ。ブラックコーヒーのようなお茶と言ってもいい。甘い和菓子との相性は抜群だろう。

風味はふわっと柔らかく、あまり主張はしない。3本の中では食事と1番合わせやすい1本だと思う。

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『綾鷹 濃い緑茶』

最後は、コカ・コーラシステム『綾鷹 濃い緑茶』(525mlPET・希望小売価格 税抜140円・発売中)。もともと急須で入れたような本格緑茶を目指した「綾鷹」から濃くなったことで、「急須から“じっくりと”入れたような濃い味わい」となった。苦味や渋みの強い茶葉を多く使うことでさらに濃さを表現しているようだ。

高温で抽出することでカテキン量を増量

従来の「綾鷹」と比較して2倍となる32.7mg(100mlあたり)のガレート型カテキンを含んでいる。『お~いお茶 濃い茶』と比較すると若干少ないのが残念だが、味次第ではそのデメリットも覆そうだ。

1本あたりのエネルギー、糖質ともに0。ガレート型カテキン171.6mg

パッケージは濃い緑。ちなみに現在は日本の伝統工芸を支援する特別ボトルにリニューアルされている。写真のパッケージは石川県の輪島塗をデザイン。

お茶の色は3本の中で最も濃い。香りはおとなしめで、ライトな印象。

だが、味は真逆の超ヘビー級。思わず顔をゆがめてしまうほどの苦味が襲ってくる。これは“濃い”という領域のギリギリを攻めた玄人向けの味。言うまでもなく3本の中で最も濃厚だ。揚げ物の後に食べても口の中をお茶の味一色にできると言っても過言ではない。

ただ、その分お茶の中の旨味を感じやすいのも事実。初めこそ苦いのだが、次第にその中にある茶葉らしさを楽しめるようになってくるのだ。まるで激辛料理の中にある旨味を味わうようなそんな感覚。これはクセになる人も多そう。

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