「甘い粒のキャンディ」は、お気入りの味に出会うだけで、ちょっと幸せ気分にさせてくれる瞬間だろう。大丸本舗の『さくっと食べる杏仁飴』は、杏仁パウダーがぎっしり詰まった新食感なキャンディだ。杏仁豆腐を食べているような、本格的な味わいが楽しめるそう…! そういえば、今まで杏仁フレーバーの飴は見たことがない、いや聞いたことはないかも。飴ちゃん文化で育った関西在住の記者が、初めて出会う商品をおためししてみた!
職人技に触れる「さくっと」シリーズ
『さくっと食べる杏仁飴』
小さなひと粒にアツい思いを込める有限会社大丸本舗(愛知県春日井市)は、昔ながらの高温直火炊き製法を大切に引き継ぐ飴屋さん。飴菓子といっても、千歳飴のような「仕込飴」や駄菓子屋さんで見かける飴に砂糖をまぶした「ザラ飴」など、タイプもさまざまだ。
以前、同社の「さくっと食べれるきなこ飴」をいただいたことがあるのだが、本当に飴?と思うほど、食べたことのない感覚は今でもしっかりと覚えている。16世紀中頃ポルトガルから伝来された有平糖(ありへいとう)をヒントにし開発、銅釜で高温に煮詰めギリギリまで伸ばした飴が、不思議な食感を生み出しているのだそう。
そんな職人技が生きた商品はシリーズ化に、そして今回新たなフレーバーとして登場したのが「杏仁飴」だ。ちょっと誰かに教えたい、こんな飴食べたことある? なんて言いながら、そっと渡したくなる珍しい味。まさに「私だけが知っている…」と自分の世界に浸ってしまいそうな新作だ。
原材料には、国内製造の砂糖、水あめ、小麦粉、杏仁粉末など素材もシンプル!
『さくっと食べる杏仁飴』(内容量 60g・希望小売価格 税抜300円・2021年3月新発売)は、本物の杏仁豆腐のような味わいと新食感が楽しめる。「さくっとシリーズ」第5弾となる商品は、杏の核から生まれた杏仁を使用し、ピュアな杏仁豆腐の味をひと粒に表現。小麦粉ベースの杏仁粉ペーストを薄い飴にぎゅっと包み込み 、さくさくとした食感を味わえるのだそう。
杏仁豆腐といえば、のどごしが軽く食事の最後を締めくくるイメージがあるのでは。そんな杏仁(あんにん)は、もともと漢方薬の生薬、漢方では杏仁(きょうにん)とも呼ばれているとか。17~20世紀、清(しん)の時代に宮廷料理の最高峰「満漢全席」でデザートとして提供されたそう。
日本では室町時代に甜杏仁がお茶請けとして出されており、1970年代にはデザートとして杏仁豆腐が登場。その頃から名前も知られてきたようだ。
1粒(約3.6gあたり)15.6kcal
とある※アンケートで「中華料理の中で好きな料理」を男女に調査したところ、女性は50.8%・男性は34.8%の人が杏仁豆腐を選ぶ結果に。今や男女ともに人気デザートなのは間違いなさそうだ。
■※Nifty調査
『さくっと食べる杏仁飴』をためしてみよう
杏仁豆腐味のキャンディは初めての記者、さくっと食感とどのように交わるのだろうか… 。小さなひと粒の世界をのぞいてみたい。
まずは開封だ。ジップ付きの外袋を開けると、個包装された光沢のあるミルキーカラーの飴が入っている。
袋を開けると、ほんのり香る杏仁の風味にココロ奪われそう…! ひと粒のサイズは、タテ約1.5㎝×ヨコ約2.5㎝と細長。重さは約3.6gと飴にしては重いかもしれない。
実際に中身はどうなっているのだろうか、ナイフで半分にカットしてみることに。 中には飴に包まれた杏仁ペーストがたっぷりだ。このペーストがどんな風に溶けるのだろう。
早速、ひと粒いただくと… 、パッと大きな花が咲いたような華やかな香り、後追いするコク深い甘さがなんて上品。優雅に味わっているとパリッと飴が割れる音が、さらに噛みしめるとじわじわとペーストがとろけだし超絶クリーミー!
しかし、杏仁ってこんなに濃厚だったのか。 飴特有の甘ったるさは少なく、どちらかというとサラッとしている。のどごしに杏の香りがほんのりと感じる。
配信: おためし新商品ナビ