リーズナブルで食べ応えのある厚揚げは、節約食材のひとつ。煮ても焼いてもおいしく食べられ、お店で見かけたらつい買ってしまう、という人も多いのではないでしょうか。今回は知ればもっとおいしくいただける「厚揚げ」のお話。下ごしらえや保存方法などについてご紹介します。
■どこが違うの?厚揚げに絹揚げ、生揚げ
厚揚げはコクと旨みがあり、もっちり食感でお腹を満たしてくれますよね。作り方は木綿豆腐を水切りし、高温で揚げるのが一般的。薄切りにした豆腐を揚げた「油揚げ」の別名が「薄揚げ」であることから、厚揚げとも呼ばれます。一方で、木綿豆腐のかわりに絹豆腐を使ったものが「絹揚げ」です。
そして、「生揚げ」は厚揚げ、絹揚げの別名。どちらも中まで火を通さずに表面だけ揚げることから「生揚げ」といわれています。
サッと焼いたり煮たりするだけで食べられるので、あと一品ほしいときに便利ですよね。
■厚揚げの油抜きは必要なの?
そもそも「油抜き」には、厚揚げの油が酸化して油くさくなるのを、油を落とすことで防ぐ目的もありました。その点、今は良質の油が使われていることもあり、油抜きは必須ではないといえるでしょう。
油の風味も旨みのひとつ。とはいえ、おでんや煮物などレシピによっては油っこさが気になったり、表面が油でコーティングされたままでは味が染みこみにくいとうデメリットも。
味しみをよくしたり、油っこさを抑えたりしたいときには油抜きをしましょう。厚揚げをザルにのせて熱湯をかけたり、鍋でゆでたりすれば、表面の余分な油を落とせます。料理や好みに合わせて、油抜きの有無を選んでくださいね。
配信: レシピブログ