初心者向けの観葉植物の育て方。水やりや置き場所、植え替え方法は?

第127回 みんなが共感!ママのお悩み
観葉植物は、室内で手軽に育てられます。緑を身近に感じられることから、癒されたい人にもぴったりです。元気な姿を長く楽しむために、育て方のポイントをチェックしておきましょう。観葉植物の置き場所や、植え替えの方法などを紹介します。

観葉植物とは

観葉植物の存在を知っていても、どんな植物のことなのかくわしく知らない人もいるでしょう。観葉植物の特徴を紹介します。

葉や姿を見て楽しむ植物のこと

観葉植物と普通の植物に、どんな違いがあるのか不思議に思う人もいるでしょう。植物のなかでも、「葉の観賞価値が高いもの」を観葉植物と呼びます。

葉や茎などの色や形状が美しい植物は少なくありません。年間を通して美しい姿を楽しませてくれるものを、観葉植物と呼んで区別しているのです。

観葉植物を育てれば、植物を育てるための庭がなくても気軽に緑に親しめます。心が休まる空間をつくれるでしょう。

基本的な育て方

観葉植物は簡単に育てられる種類が多いですが、植物を育てた経験がないと戸惑うことがあるでしょう。観葉植物を初めて育てる場合に知っておきたい、基本的な育て方を紹介します。

水やりは土が乾いてからたっぷりと

観葉植物の水やりは、「土が乾いたら鉢の底から水が滴るくらい、たっぷりと与える」ことが基本です。少量の水しか与えないと、根の全体に水が行きわたりません。

しっかりと「メリハリをつけて与えること」がポイントとなります。土が乾き切る前に水を与えてしまうと、水が溜まって根が腐ってしまうでしょう。

植物の健康的な生長を促すには、土が一時的に乾いた状態となり水を求めているタイミングで与えます。コツをつかむまでは、土の表面を少し掘り返して乾いていたら水を与えるようにしましょう。

室内で育てる観葉植物は、窓から射し込む日光や冷暖房などで表面だけが乾いていることがあります。このタイミングで水やりをしてしまうと、内部はまだ湿っているかもしれません。

植物によって水やりの頻度が異なるため、種類や大きさによって水を与える時期をずらします。季節によっても水やりの頻度は変わり、暑い時期は水分が蒸発しやすいため「多め」、寒い時期は植物自体の生長もゆるやかなため「少なめ」に与えることが大切です。

日光は必要な量だけ与える

同じ観葉植物という名前で呼ばれていても、種類によって必要な日光の量は違います。1日のうち、数時間だけ日光があたる「半日陰」でも耐えられる場合もあれば、レースカーテン越しの「明るい日陰」でも丈夫に育つ場合もあるのです。植物によって、好みの日当たりが違う点を押さえておきましょう。

直射日光に当てると、葉が変色する「葉焼け」を起こす品種もあります。品種ごとに必要な日光の量を意識して育てましょう。

風通しのよい場所に置く

植物が自生している環境では、自然の風を浴びながら育っています。観葉植物を風通しが悪い場所に置くと、株が蒸れてしまうことが心配です。夏場は室内の気温も上昇し、土が蒸れやすくなります。

風通しが悪いと湿気が溜まった状態になり、植物に悪影響を与えることがあるでしょう。特に、「少ない水分で生育する植物」の場合は、極端に蒸れた環境になると枯れたり生長しなくなったりすることがあります。

風通しが悪い環境で発生する害虫もいるため、注意が必要です。窓を開けられない理由がある場合、「サーキュレーター」や「エアコンの送風機能」を利用して空気を動かすことをおすすめします。

室温の急な変化には注意

植物は環境が急激に変わると、ストレスを感じて葉を落とすことがあります。涼しい場所で育てていた植物を急に暖かい場所に移すと、調子をくずしてしまうことが心配です。

たとえば、「昼夜の寒暖差」が大きな窓際に置くと、株が弱る原因となります。「直接冷風や温風があたるエアコンの下」などもおすすめできません。

冬から春に切り替わる時期に屋外で日光浴させたい場合も、最初から長時間表に出すのではなく少しずつ慣らすようにしましょう。

長く楽しむための植え替え作業

観葉植物を美しい姿で楽しむには、「植え替え」が欠かせません。植え替えの基礎知識や、やり方を見ていきましょう。

植え替えをする目的

植え替えは、観葉植物を丈夫に育てるために必要な作業です。植え替えをしないまま育てると、鉢の中が根でいっぱいになってしまったり、必要な養分が不足したりします。

生長が早い植物は、「1~2年」で鉢が窮屈になるでしょう。健康的な姿で育てるには、植物の大きさと「鉢のサイズ」を合わせることがポイントです。

生長が早い植物の場合、やや大きめの鉢に植えた方が安心かもしれません。しかし、あまりにも大きな鉢に植えてしまうと、水が乾きづらくなって根が腐る心配があります。今よりも「ひと回り大きな鉢」を選びましょう。

古い土は土の粒子がつぶれ、水はけが悪くなっています。害虫や菌が繁殖しているおそれもあるため、植え替えには新しい土が必要です。土をまるごと取り替え、必要な養分をスムーズに吸収できるようにしましょう。

適切なタイミング

植え替えのタイミングは、「購入してすぐ」と「育て始めてから2年ごろ」です。園芸店で購入したばかりの株は、小さなビニールポットに入っていることがあります。そのままでは窮屈なため、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

また、1年中いつでも植え替えてよいというわけではなく、適期があります。生育が盛んな「5~6月ごろ」に植え替えると、植物に負担をかけにくいです。真夏や真冬など、生育が衰える時期に植え替えると、ダメージから回復しにくくなってしまいます。

植え替えのやり方

観葉植物を大きく育てたい場合、ひと回り大きな鉢に植え替えます。3号のビニールポット(直径9cm)を植え替えるなら、「4号鉢(直径12cm)」や「5号鉢(直径15cm)」を使用することが基本です。

小さく育てたい場合、葉や根を整理し、もとの鉢に植え替える方法もあります。葉が密集しすぎている部分や伸びすぎている部分があれば切り、根が傷んで茶色くなっている部分は取り除きましょう。

古い土は捨て、新しい「観葉植物用の培養土」を使って植えます。鉢の縁いっぱいまで土を入れると水やりがしづらくなってしまうため、縁から「1.5cm程度」まで土を入れましょう。

鉢底に軽石や鉢底石を敷き、その上に土を入れます。割り箸などでつついて内部にできているすき間を埋め、必要なら土を足しましょう。植え終わったら水をたっぷりと与えて、根づくまで半日陰で管理することがポイントです。

枯れてしまう原因と対処方法

お気に入りの観葉植物が枯れてしまうと、残念な気持ちになります。元気がなくなってきたら、原因を探って早めに対処することが大切です。枯れる原因や対処法を見ていきましょう。

日光不足

たくさんの日光を必要としない観葉植物でも、極端に日差しがない場所では元気をなくしてしまいます。植物の様子をよくチェックし、「茎がヒョロヒョロと頼りない状態」に育っているときや「葉が黄色くなって落ちてしまう」場合は日光不足が疑われるでしょう。

植物がよく生長する春~夏にかけては、日当たりのよい場所に置きます。日陰で育つとされている場合でも、まったく日に当てなくてよいわけではなく、ときどきは日光浴させた方が元気に育つでしょう。

直射日光に弱い観葉植物は「レースカーテン越し」に日光浴させることが基本です。日光不足で枯れた部分は切り取り、変色した葉があれば取り除きます。

日光不足で枯れてしまった葉は自然に落葉するのを待っていても問題ありませんが、生きている葉に養分を行きわたらせるためにも取ってしまうのもひとつです。

根詰まり

「根詰まり」は、鉢の中が根でいっぱいになっている状態のことです。そのままにしておくと生長が止まり、必要な水分や養分を根から吸収できなくなって枯れてしまいます。

水やりのタイミングや日当たりに問題がないのに枯れてきた場合や、最後の植え替えから「2年以上」が経過している場合は根詰まりが疑われるでしょう。水を与えても土に染み込んでいく様子がなく、すぐに鉢底から流れ出す場合も、根詰まりのおそれがあります。

解消するには植え替えが必要です。枯れた根や傷んだ根は取り除き、ひと回り大きな鉢に新しい土で植え替えましょう。

病気や害虫

日光不足や根詰まりなどの心配がないのに枯れてくる場合、病気や害虫が原因かもしれません。葉や茎の状態をよく見て、変化を探しましょう。枯れた葉をしばらくそのままにしておき、周りの葉が変色していれば何らかの菌が繁殖しているかもしれません。

もし、葉や茎に虫がついていたら取り除きます。観葉植物には、「カイガラムシ」や「ハダニ」などが発生することがあるでしょう。

どちらも、極度に乾燥したところやホコリっぽい状態で発生しやすくなります。風通しのよい場所に置き、ときどき霧吹きで葉に水分を与えるようにしましょう。

葉がところどころ変色している場合、「灰色かび病」にかかっているかもしれません。放置すると全体に広がってしまうことがあるため、変色した部分を切り取りましょう。

初心者でも育てやすい観賞植物

初めて観葉植物を育てるなら、丈夫で育てやすい種類がおすすめです。初心者でも簡単に育てられる種類をチェックしましょう。

パキラ

パキラは「アオイ科パキラ属」の植物で、原産地はブラジルです。日当たりがよい場所で育ち、自生地では約20mもの大きさに生長することがあります。

葉はツヤのある緑色で、ボートのような長細い形をしていることが特徴です。室内で育てていると葉にホコリが積もってしまうことがあるため、ときどき葉の表面をやわらかい布で拭くと観賞価値を維持できます。

置き場所は「日差しがよく入り込む場所」がおすすめです。暖かい季節には屋外に出し、半日陰で日光浴させてあげましょう。一方で、寒さには弱く5度以下になると枯れてしまうため、年間を通して暖かい場所で育てるのがコツです。

ガジュマル

ガジュマルは「クワ科イチジク属」の植物で、沖縄や東南アジアなどの亜熱帯や熱帯地方に自生しています。沖縄では「精霊が宿る木」として有名です。

ガジュマルは「気根」と呼ばれる根を空気中に出し、生長とともに地中に潜り込ませます。生命力を感じさせる、独特な姿をしているところが魅力です。

春から秋にかけてよく生長するため「屋外の日当たりがよい場所」で育てましょう。年間を通して、よく日光に当てて育てた方が丈夫に育ちます。耐寒温度は「5度前後」のため、寒さが厳しくなる前に屋内に取り込んで育てることも大切です。

ポトス

ポトスは「サトイモ科ハブカズラ属」の植物で、熱帯地域原産です。耐陰性が高く、室内のレースカーテン越しの日光で育てられます。丈夫で育てやすいことから観葉植物としての人気が高く、様々な園芸品種が見つかるでしょう。

明るいライムグリーンの葉をした「ポトス・ライム」や、緑と白のマーブル模様の「ポトス・マーブルクイーン」などが人気です。それぞれ、微妙な色合いや模様の入り方が違うため、好みのものを育てましょう。

「ツル性」の性質を持ち、しだれさせたり支柱を立ててからませたりして好みの姿に仕立てる楽しみがあります。挿し木で簡単に増やすこともでき、観葉植物の様々な楽しみ方を教えてくれるでしょう。

まとめ

観葉植物は置き場所や水やりの頻度を間違えなければ、初心者でも簡単に育てられます。丈夫で育てやすい種類を選ぶと、失敗が少ないはずです。

種類によってたくさんの日光を必要とする場合もあれば、直射日光に弱い場合もあります。植物ごとの特徴を把握し、最適な置き場所を用意してあげましょう。

枯れることを防ぐには、日ごろから植物の様子をよく観察することが大切です。元気がなくなってきた場合、早めに原因を突き止めて対処しましょう。

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