加湿器で雑菌だらけの部屋になる!?

第101回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
少しずつ乾燥が気になる時期になった。部屋の湿度を調整するために、加湿器を使用する人も多いだろう。室内の湿度を上げることができて便利な反面、使い方を間違えると空気が汚れてしまう可能性があるそう。

●メンテナンスを怠ると雑菌を空気中に放出してしまう

加湿器は給水タンクに水道水を入れて、電源をオンにすれば使えるもの。しかし、給水タンクの水をこまめに入れ替えなかったり、タンク内部の清掃を怠ったりしていると、カビが発生することがあるのだとか。また、水道水ではなく、ミネラルウォーターや浄水を使用するのもカビを発生させる原因になるそう。

他にも、加湿器のフィルター部分もカビやすい場所。カビが付着している状態で加湿器を使用すると、吹き出し口からカビなどの雑菌が室内に放出されて、空気が汚れてしまう。これら雑菌はアレルゲンなので、人が吸引すると場合によっては、アレルギー症状を引き起こしてしまうこともあるようだ。カビを発生させないためには、給水のたびにタンク内を清掃するなどして、こまめなメンテナンスが重要。

加湿器で雑菌だらけの部屋になる!?

●加湿器を床に置くのはイマイチ…

室内に加湿器を設置する際に、邪魔にならない場所に設置してしまいがちだが、加湿器に不向きな設置場所があることをご存じだろうか? まずは、換気扇や出入り口付近。この場所に加湿器を置いてしまうと、せっかくの水蒸気がすぐに室外に排気されてしまう。また、エアコンの風が直接あたる場所に置いておくと、加湿器の感知センサーがくるってしまい、加湿過多になる可能性もあるそう。

ちなみに、湿気は空気よりも重いため、下(足元)に溜まりやすいので、加湿器を床に置いてしまうと、加湿効率が悪くなることもある。また、壁に面した場所に置くと、加湿器から出る湿度の高い空気で、壁を傷めることもあるので注意が必要。加湿器は壁から離して、少し高い位置に置いて使用するといいだろう。

空気が乾燥すると、風邪やドライアイ、乾燥肌などにかかりやすくなるので、加湿器を上手に使って乾燥時期を乗り切ろう!
(文・奈古善晴/考務店)

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