結婚する本人たちは、ハッピーオーラに包まれ幸せ満載…。ですが、参加する身としてはご祝儀ラッシュは手痛い出費。特に最近は2次会の費用も高騰している印象。なかには1万円を超える2次会もあり、支払う身としては、金額だけは親族気分に。他人の結婚式、一体みんなご祝儀にいくらくらい包んでいるものなの? どのくらい出費しているのでしょう?
調べてみると、『結婚情報誌・ゼクシィ』が調査する「ゼクシィ結婚トレンド調査2014」に、ご祝儀の相場について目安が書かれており、その相場は一般的には以下の通りだという。
・友人 3万円
・上司 3.8万円
・親族 6.4万円
やはり、なかなか高額な印象だけど、地域によっては多少の上下があるみたい。例えば、北海道の場合は親族の相場は8.3万円とやや高めな半面、友人は2.6万円と相場よりも少し安価。青森・秋田・岩手は全国的に見て相場がもっとも低く、友人:2.6万円、上司:3.0万円、親族:4.9万円だそう。
これは披露宴の話。では、2次会の相場はいくらくらい…? これについても同調査の2012年度で調べられており、男性は6000円、女性は5300円が相場みたい。実際には2次会の費用で披露宴の出費をいくばくか取り戻そうという夫婦もいるため、もっと高額な傾向にある場合も…。
せっかくのハレの舞台。気持ちよく送り出してあげたいけど、やはり、ご祝儀貧乏になるのは避けたいのがホンネ。特に日本は少子高齢化であり、たくさんの知人や職場の同僚を招待する大規模な披露宴は減っている。ともすれば、参加する友人・知人のひとり当たりの負担額は高騰しがちに…。最近増加している「スマ婚」や「会費婚」などのリーズナブルな結婚式は、夫婦ふたりだけでなく、この時代、参加する側にとっても優しい形式なのかもしれませんね。
(文・永代渡/考務店)