●受け入れ態勢万全で臨むことはやめるべき
「ママ友ストーキングは、基本的に、一度仲良くなった者同士に生じる問題です。被害に遭いやすい人の特徴として挙げられるのは、“何でも受け入れてくれそうな雰囲気を出している人”。優しいけど、ピシッとしている人は、この手の被害には遭いにくいのです。“誰からも好かれたい”と願う気持ちはわかりますが、実社会で誰にでも好意的に振る舞ったり、受け入れ態勢万全で臨むことはやめた方がいい。そういう態勢でいると、自然と他で受け入れてもらえない不思議な人たちが集まり、依存トラブルに巻き込まれることになるからです。ママ友ストーカーの被害者は、自分から、そういうトラブルを招いているといっても過言ではありません」(水島氏 以下同)。
「余計な被害に巻き込まれないためにも、ぜひ実践してほしいことがある」と語る水島氏。
「自分に無理がないところで、相手との境界線をしっかりと引くこと。そして、一度決めた自身のスタイルは、決して崩さないことが大切です。最初は仲良くしておいて、次第に嫌な面が見えて来ると離れる…このようなケースは、ストーキングに発展する場合があるので要注意。“本当に仲良くしたい!”と思った人には何でも話して構いませんが、そうでない人にあれやこれやと自分の話をすると、相手も、“この人は何でも自分に打ち明けてくれる…私のことを親友と思っているんだ”と勘違いしてしまいます。何より、最初のスタンスが肝心。“誰でもOK!”というスタンスはやめておいた方が無難でしょう。最初は、この程度の付き合いなら“人類すべて大丈夫! (笑)“と思えるくらい浅い付き合いにしておいて、本当に気が合いそうなママをリサーチし、そこから付き合いを深めていくことをおすすめします」
幼稚園、小学校とで“群れ”ができると、いつも以上にテンションを上げ、頑張ってしまいがち。最初は飛ばさずに控えめで…価値観が似ていて、無理なく付き合えそうなママとだけ深い友情を育む。それが長く付き合える“ママ友作り”のコツなのかもしれない。
(取材・文/バービー)