●ストーカーになりやすいママの特徴は?
その1.自分のプライベートな話をしたがる人
その2.プライベートなことをいろいろ聞いてくる人
その3.人の顔色を伺う人
その4.物を決めるとき、遠慮があって決められない人
その5.自己主張が強く、決めつけたがる人。分析するのが好きな人
「上記のような特徴を持ったママは、要注意ですね。今は、ワーキングマザーが多いですし、ママ友の世界以外にも、きちんと自分の居場所を持っている方が多いので、目に余るようなストーカー被害にはなかなか遭遇しませんが、ママ同士の軽い依存ならどこにでもありえる話。依存するママに、上記の傾向があると言えます」(水島氏 以下同)
依存型のママには、幼少期からの背景も、少なからず影響しているという。
「ストーカー・依存に陥りやすいのは、過去に傷つけられた経験を持つ人。かつてイジメられた経験がある、自己肯定感が低い人が、“もっと私を見て!”という欲望からストーキングに走ることが多いのです。元々の自己肯定感が低いので、好きな相手に見てもらえなくなると、“自分の価値はゼロなんだ”と思い込んでしまう。自分の価値を取り戻すために、なお追う…という行動にエスカレートしてしまうのです。これは、恋愛面で男性のストーカーに対しても同じことが言えますが、“あなたのことが大嫌い!“ときっぱり言って突き放すのは大間違い。相手に”NO“を言ってしまうと、事態はより深刻化し、炎上してしまいます」
そんな相手との距離を置くためには、こんな方法も有効だと水島氏は語る。
「相手を突き放すのではなく、自己卑下して相手を納得させるのです。LINEやメールなどがじゃんじゃん送られてきたら、何回かに1回は返してあとはスルー。“既読になっているのに、なぜ返してくれないの?”と責められたら、“私、ガサツで要領が悪いから、いつも送ろうと思うと充電切れになっちゃうの。ごめんね”と謝ります。これは男性のストーキングにも有効で、“私、女子力が低いから、メールでなんて返せばいいのかわからなくて…ごめんね”と自分を下げて、相手を優位に立たせれば、実はその一言だけで満足するはず。決して相手を、攻撃してはならないのです」
「面倒な相手に気に入られてしまったな…」と感じたら、自分が“ちょっ変な人”になれば、相手は勝手に離れていくという。
「この手段は、実はイジメにも有効で、出る者は打たれ、大人しいとイジメに遭いやすくなりますが、“あの人はちょっと変わってるから…”と周囲に認識されると、イジメのターゲットからも勝手にはずれていきます。もしも対人関係で困ったら、マイペースで鈍感を貫き、自分流のスタイルで“変な人”を装う。これはなかなかおススメですよ」
まずは人を見抜く力を養い、それでもトラブルに巻き込まれたら、今度は自分なりのスタイルを築き、相手を傷つけないように少しずつ距離を置く。対人関係で悩んでいる人は、ぜひ実践してみては?
(取材・文/バービー)