春になると目にする機会が増える、皮付きのフレッシュなたけのこ。旬ならではの上品な風味は格別ですよね。とはいえ、下ごしらえをするのは面倒という方も多いはず。そこで今回は、かんたんなアク抜き技を、保存方法やアレンジレシピと合わせてお伝えします。煮物や炊き込みご飯以外でもおいしく食べられるんですよ♪
■たけのこのアク抜き方法~定番から裏ワザまで~
収穫したてのたけのこは生でも食べられますが、収穫後は時間とともにアクが増えてえぐみを感じやすくなります。スーパーなど店頭で並んでいる生のたけのこは、おいいく食べられるようアク抜きが必要です。
アク抜きの基本は、たっぷりのお湯でゆでること。まずは、ゆでる前の下処理からご紹介します。
たけのこをタワシなどでしっかり洗ったあと、根元と穂先を切り落とします。縦に2cmほどの切れ目を入れておくのがポイント。火の通りがよくなり、アクが抜けやすくなるほか、外皮をむきやすくなりますよ。
基本は「米ぬか+赤唐辛子」
たけのこは、米ぬかと唐辛子を使ってアク抜きをするのが一般的。大きな鍋にたけのことたっぷりの水、米ぬか、赤唐辛子を入れて強火にかけます。沸騰したら弱火にし、落とし蓋をして1~2時間ほどゆでます。根元の太い部分に竹串がスッと刺さればOK。
ゆで汁の入った鍋のままゆっくり冷ますことでアクが抜けます。流水で急激に冷やすと、アクがきちんと抜けないので避けましょう。
タケノコ,筍のアク抜き方法
by おかずキッチンさん
1時間以上
たけのこが冷めたら水洗いしてぬかを落とします。切れ目から皮をむけば、アク抜きと下処理は終了です。
米ぬかがないときは…
米ぬかが手に入らないときは、米のとぎ汁や少量のお米でも代用できます。食用の重曹でもアク抜きが可能です。また、大きな鍋がないときは、たけのこを半分にカットしてからゆでてもOK。ゆで時間を短縮できますよ。
ゆでるのが面倒な方は…
大根を皮ごとすりおろし、絞るかこしておろし汁を作ります。おろし汁と同量の水で割り、1%の塩を加えます。その中に、食べやすい大きさにカットしたたけのこを入れて1~2時間置いておけばOK。ゆでる手間を省けるので、お手軽ですね♪
たけのこの「姫皮」の活用レシピ
姫皮とは、たけのこを下ゆでして、外皮をむいたときに出る穂先の内皮のこと。柔らかくておいしい、生のたけのこならではの副産物です。いろいろなレシピで、余すことなくいただきましょう♪
たけのこ下茹でしたらぜひ!【たけのこの姫皮の梅マヨ和え】
by みすずさん
【たけのこの姫皮の梅マヨ和え】
姫皮を梅干しやマヨネーズ、ヨーグルト、醤油で和えるだけ。ネギを混ぜたり、大葉やかつお節をトッピングすれば見栄えよく仕上がります。
【レシピ】姫皮とわかめのかき揚げ&即席天つゆ。~かき揚げの極意5ケ条~
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【姫皮とわかめのかき揚げ】
繊維に沿って細切りにした姫皮とわかめ、にんじんを使ったかき揚げ。サクサクに仕上げるコツや、天つゆの作り方も紹介されているので、チェックしてみてくださいね。
■穂先や切り口をチェック!たけのこの選び方
皮付きのたけのこなら、外皮が薄い茶色でツヤがあり、穂先が開いていない黄色いものを選びましょう。緑や黒っぽいものは日に当たっているので、硬めでえぐみの強い可能性があります。
また、切り口が変色せず白くみずみずしいたけのこは新鮮な証拠です。手に持ったときにずっしりと重みがあるものを選んでくださいね。
配信: レシピブログ