居酒屋のサラダ商品であれば、食材の上からドレッシングをかけるのが一般的。だが同品はマヨネーズで皿に線を描き、その上に食材を盛り付けている。これはモダンなフランス料理などでよく見られる、料理の皿をさながら現代絵画に見立てて、見た目の美しさを引き立てる技法。これを居酒屋料理で実践している点に同店のセンスが光る。
マヨネーズはそのままだと粘度が強く極細線を描きにくいため、米酢でのばす工夫をしている。また半割りしたアボカドの外皮を器に見立てて、そこから食材があふれ出ているかのような盛り付け方も心憎い演出だ。
サーモン、アボカドの組み合わせは女性客の人気が高く、注文されやすい。それだけにビジュアル面で差別化することでSNSで拡散されたり、口コミの評価が高まるといったさまざまな効果を生み出しているという。
●店舗情報
「米と魚 酒造 米家ル 大崎本店」
所在地=東京都品川区大崎3-6-17 ニュー大崎ビル2階
◇外食レストラン新聞の2021年3月号の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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「たべぷろ」は食のプロや食の知識を持った子育て中のママライターによる働くママに向けたメニュー提案サイトです。仕事から帰って今日の夕飯にもすぐに活用できる15分で完成するメニューを主体に、作り置きや時短の工夫もご紹介。各レシピには、栄養のことや好き嫌い克服方法・リメイクや節約といった働くママが知っておくと嬉しいノウハウが盛り込まれています。
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