●まずは洗顔から
肌断食を行うためには、一旦きれいな素肌に戻すことが必要。市販の洗顔フォームや一般的な石けんは化学的に合成された界面活性剤が含まれているため、『純石けん』や『無添加石けん』を使い、肌をていねいに洗いましょう。純石けんとは、植物油や動物の油脂に苛性ソーダなどを加えただけの、自然由来の成分しか含んでいない石けんのことです。

●洗顔後は何もつけない!
洗顔が終わったら、化粧水や乳液の出番ですが、肌断食ではこれらもNG! これを3日間続けると、肌が本来持っている自然治癒力を引き出すことができ、肌の水分量がUP! 油分と水分バランスが理想的な肌になるといわれています。洗顔後のつっぱり感がどうしても堪えられない場合は、ジェルやクリームをつっぱる部分にだけ、ほんの少量を薄くのばし、徐々にクリームやジェルの量を減らしていくのが良いそうです。また、慣れないうちは肌断食を夜だけ行って、慣れてきたら丸一日お手入れをしない日を作っていけば、無理なく続けられそう。
●肌断食のもうひとつの目的
肌断食の最大の目的は肌を休ませることで、肌の免疫力を上げて肌質を改善することですが、それと同時にもうひとつ肌断食をすることのメリットがあります。それは本来の自分の肌を見る機会を作ることで、自分の肌質を確認すること。肌断食をすることで自分の本来の肌質が見え、それを定期的に行うことで常に自分の肌質を確認し、それにあったスキンケアに変えることができるようになるのです。
これからの乾燥する季節、お肌にはつらい時期ですが、あえてお手入れをやめて肌断食をし、自身の肌を見直してみてはいかがでしょうか。
(文・姉崎マリオ/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。