6歳でデビューした内山は人気バラエティー番組『あっぱれさんま大先生』でブレイク。テレビだけでなくCMでも大活躍し、当時は契約本数が10社以上、10歳にして月収3000万円稼いだこともあったという。しかし、突然、見たこともない大金が舞い込んできたことによって、彼の金銭感覚はキチンと形成される前に崩壊してしまう。
小学1年生で1回5万円ものおこずかいを手にし、駄菓子屋ではお菓子を棚ごと買い、女子に1万円渡し「好きなものを買っていいよ」と言い放ったという内山。また、素行を親に注意されても「僕、あんたたちより稼いでいるんですけど」、学校でも「先生、収入いくら?」などと悪びれずに開き直ったという。
そんな内山だったが、成長期を迎えた10歳をピークに子役としての価値が下がり、仕事が激減していく。ひとたび転落すると落ちるのも早く「自分だけは大丈夫」と慢心していたことも重なり、状況はますます悪化。友だちも離れ、高校を中退、町の人たちからは「あの頃はかわいかったのにね」「最近テレビに出ないね」と心ない言葉をかけられ、ついには引きこもり、その反動で非行に走る。
「このままではいけない」と思った彼は、バイトを開始。そして、引越し作業で朝から晩まで汗を流してもらった給料が1万円だったことから、ようやくお金の重みを知ったのだという。内山は壮絶な過去を振り返り、最後に1万円札を取り出し「いくらもらったかより、何でもらったかを知ることが大事」と締めくくった。現在、隆盛ともいえる子役ビジネス。わが子を芸能界デビューさせたいと熱心に取り組んでいるママにとって、彼の生きざまは反面教師として学ぶことが多かったに違いない。
(文/池野フナ子)
ママテナ読者が良く購入している人気アイテムやグッズ、アプリをランキング化!みんなはいくつ知ってる?
- 1位
天ぷらなどで利用した廃油に混ぜるだけで油が洗剤に変わるというスグレモノ! 入れると油が一瞬で乳化してサラサラに。スポンジも鍋もベトつかず後処理が楽チンに
- 2位
ラテックスフリーで肌に優しく、ファンデーションが薄塗りでもムラなく美しく仕上がるとママたちの間でもひそかなヒット! 価格も400円程度と安価なのもうれしい!