■サラダ油
大豆や菜種、トウモロコシなどいくつかの原料からなり、クセがなく固まらない扱いやすいサラダ油。実はこれ、日本独自の名前で名付け親は日清オイリオ。1924年発売当時、生野菜にオイルをかけて食べる欧米食文化がなかったため、低温でも凝固せずサラダに合う油=サラダ油として発売。発売当初は高級品で、現在も米菓などに使われている「サラダ味」はサラダ油を塗った塩味のことです。
■キャノーラ油
キャノーラとは、セイヨウアブラナのこと。菜種油と区別する場合もありますが、一般的には同じものとして扱っています。さらさらとなめらかで口当たりも軽く、扱いやすさはサラダ油同様。ただ、こちらは原料を一種に絞っているため、商品によっては原料の風味を生かしたものもあり、好みや用途で使い分けができそうです。
サラダ油は日本独自の混合オイルのため、当然海外では売っていません。外国ではキャノーラ油のほか、大豆油やパーム油が多く使われているようですが、残念ながら各国の詳細な使用量を把握する調査は行われていないそう。家のキッチンの油は……気分で決めても良さそうです。
(アリシー 編集部)
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