子どもが薬を嫌がる、そんな時に試したい方法

第167回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
小さな子どもを持つママさんにとっては、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの病気が気になる季節になったのではないでしょうか。いくら予防をしても子どもが病気になってしまうこともあるでしょう。そんなときに、子どもがイヤがらずに薬を飲んでくれればいいのですが、イヤがって飲んでくれない場合も…。どうすれば薬を飲みやすくできるのでしょうか?

●アイスやヨーグルトなど、いろんな物に混ぜてみる

粉薬の場合は、大人でも飲みにくい物があり、小さい子になるとなおさら。そんなときには、アイスやヨーグルト、練乳などに混ぜるとイヤがらずに飲んでくれることがあります。しかし、気をつけなければならないのが“相互作用”です。一般的には、グレープフルーツジュースで薬は飲んではいけないといわれているように、薬と飲食物の組み合わせによっては、薬の効果が強くなったり弱くなったり、副作用が出てしまうこともあります。薬を飲むのが苦手な子の場合は、病院や薬局で薬を受け取った際に、混ぜても問題がない物を事前に確認しておいたほうが安全でしょう。

薬を嫌がる、そんな時に試したい方法

●薬を氷やペースト状にする方法も

少し時間がかかってしまう方法ではありますが、薬を水に溶かしてから凍らせると、氷の冷たさで薬独特の苦みがわかりにくくなり、飲みやすくなることもあるそう。特別な道具も必要ないので試しやすい方法のひとつです。他にも、薬に少量の水を足してペースト状にし、頬の裏側に塗って水と一緒に飲ませる方法もあり、薬を上手に飲んでくれることもあるといわれています。

●専用のゼリーに混ぜる

他の方法としては、市販されている専用ゼリーを使ってみてはいかがでしょうか。薬を飲ませるために作られた『おくすり飲めたね』シリーズは、医薬品に影響を与える成分などが含まれていないので、安心して使えるでしょう。スプーンやお皿の上にゼリーをのせて、薬を包み込むようにして使用します。ピーチやブドウ、イチゴ味などで苦い薬も飲みやすくなりそうです。

粉薬を水に溶かして、スポイトなどで飲ませる方法もありますが、この方法はイヤがられることもあります。そんなときは、相互作用に気をつけながら飲みやすくなる工夫をしてみるといいかもしれません。
(文・奈古善晴/考務店)

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