薬味として活躍するみょうがですが、一度に使い切れず気づけば冷蔵庫の中で腐っていた…なんて経験はありませんか?この記事では、みょうがを無駄なく使い切るための保存方法を解説します。やり方によって保存期間や風味、食感に違いが出てくるので、何を重視するかによって保存方法を変えてみてくださいね。
みょうがは適切に保存しなければ2~3日で傷んでしまう
みょうがは傷みやすい食材のため、保存期間は一般的に冷蔵庫内で2〜3日程度です。
鮮度を保って保存するには、水分を失わせないことがポイント。冷蔵保存をする場合でも、みょうがをそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、乾燥を防ぐ工夫をする必要があります。
みょうがの保存方法3パターン
みょうがの保存方法は、大きく分けて冷蔵、冷凍、保存食に加工して冷蔵の3パターンがあります。それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身に合った方法を試してみてくださいね。
冷蔵して保存する場合(保存期間:約10日)
シャキシャキとしたみょうがの食感や爽やかな香りを楽しみたい場合は、冷蔵保存がおすすめです。保存期間はやや短いですが、みょうがのおいしさを余すところなく堪能できます。
1. ボウルに水を張り、手で優しくみょうがを洗う
先端の穂先部分に黒っぽい汚れがついていることもあるので、手で拭うように洗いましょう。
2. 濡れたキッチンペーパーで包む
洗ったみょうが3個程度を、濡らしたキッチンペーパーで包みます。
3. 保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する
キッチンペーパーで包んだみょうがは、保存袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保存します。
ペーパータオルは乾燥してくるので、2〜3日を目安に取替えましょう。
密閉できる保存容器に水を入れて保存してもOK(保存期間:約20日)
先にも述べたように、みょうがの鮮度を保つには乾燥を防ぎ、水分を保つことが大切です。キッチンペーパーで包む方法以外にも、密閉できる保存容器にみょうがが浸かるくらいの水を入れ、その中にみょうがを入れて冷蔵保存するやり方もあります。この場合は保存期間は20日ほどなのでキッチンペーパーより長持ちしますが、鮮度を意識するならなるべく早く使うようにしましょう。
冷凍して保存する場合(保存期間:約2ヶ月)
長期間保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。ただし、食感や風味は生の状態のときよりも損なわれてしまいます。完全になくなってしまうわけではないので、味噌汁や炊き込みご飯などの料理に使えば美味しく食べられます。凍ったままの状態で調理できるのも便利なポイントです。
1. 洗って水気を拭き取ってから、1本ずつラップに包む
水気が残ったまま冷凍すると食べる時に水っぽくなるなので、しっかり拭き取ってから包むようにしましょう。
2. 保存袋に入れ、冷凍する
保存袋に入れて密閉状態にしてから冷凍庫に入れます。解凍は必要なく、凍った状態のまま料理に使うため、あらかじめ食べやすい大きさにカットしておいてもOKです。
カットしてから保存する場合は、1回分ずつに分けてラップに包み、保存袋に入れます。凍った状態のままスープや炊き込みご飯に加えて調理すればOKなので、とても便利ですよ。
冷凍みょうがは、生のまま和え物や料理の薬味として使うのには向かない
冷凍保存であれば約2ヶ月も保存ができるのがメリットですが、食感や風味は落ちるため、みょうが特有の香りとみずみずしさを求めることは難しくなります。そのため、冷奴やそうめんの薬味、和え物といった料理に使用するのは避けましょう。
保存食として加工する場合
保存食として加工をすれば、長期保存できる上、そのまま食べても美味しい食材になります。今回は「甘酢漬け」と「塩漬け」の2種類のやり方をご紹介します。
甘酢漬けの仕方(保存期間:約2ヶ月)
準備するもの
みょうが…4本(100g)
酢…100ml
砂糖…大さじ3
塩…ひとつまみ
1. みょうがを洗い、水気をとる
みょうがはさっと洗ってから、キッチンペーパーで水気を十分に拭き取ります。
2. 鍋に酢、塩、砂糖を入れて、ひと煮立ちさせる
鍋を中火にかけ、ひと煮立ちするまで加熱します。煮立ったら粗熱がとれるまで冷ましましょう。
3. 保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する
保存袋にみょうがと2を入れ、しっかり密閉してから冷蔵庫の野菜室に入れます。保存袋がない場合は密閉できる容器を使っても大丈夫です。みょうが全体が甘酢に浸かるくらいの容器を選びましょう。
塩漬けの仕方(保存期間:約1年)
準備するもの
みょうが…4本(100g)
塩…100g
1. 保存容器にみょうがと塩を入れる
2. 塩を全体にならし、フタをして冷蔵庫で保存する
塩でみょうが全体を覆うようにならします。
配信: トクバイニュース