●おうち写真は窓際で撮影しよう
おうちで写真を撮るときは、窓際で、フラッシュを使わずに自然光だけで撮影するのが、ふんわり可愛い写真を撮るコツ。
【部屋の奥で撮ったNG写真 窓際で撮ったOK写真】
次の2枚の作例は雨の日に撮影したものですが、上の部屋の奥で撮ったものと、下の窓際で撮った写真では明るさが違います。それに、部屋の奥の暗い場所では、お子さんが動くとブレやすくなってしまうのだそう。
●遊びながら撮ろう
記念撮影のように「ハイ、チーズ!」と言って撮影すると、子どもは緊張して身構えてしまったり、お気に入りのポーズをとってしまったりして、自然な姿を写すことができません。
「『撮るよ』と言って撮影するよりも、遊びながら撮らせてもらう感じです」
そう語っていたきょん♪さんの頭には、撮影時、動物の形の帽子が。
【パペットで遊びながら】
「ライオンさんのお鼻、ツンツンして」と、パペットをの鼻をつついてもらっているところを撮影。子どもの手も写って、素敵な写真になりました。
【いないいないばあをしながら】
テーブルの下に潜り込んで、「いないいないばあ」をしている姿を撮影。下を向く子どもの顔は、なかなか撮影する機会がないので、新鮮な写真に。
●光の向きで変わる雰囲気
光の当たる方向で写真の雰囲気が変わります。子どもの顔に横から光が当たっているサイド光、後ろから光が当たる逆光の場合を見てみましょう。
【サイド光 被写体の横から光が当たっている状態】
サイド光は、子どもの輪郭に光があたって輝くので、表情が印象的になる効果が。
【逆光 被写体の後ろから光が当たっている状態】
逆光は、子どもの姿をくっきりと強調した写真になり、とってもステキ。
しかし、子どもの顔が暗く写ってしまうことも…。
そんなときの解決方法も教えて頂きました。
●簡単に光を調節したいなら、スマホを使ってみよう
スマホのカメラは、初心者でも簡単に光の調整ができます。
例えば、起動したカメラアプリのディスプレイに写っている子どもの顔部分をタッチすると、顔にピントが合うだけでなく、肌色がきれいに見えるように明るさを自動で調整する機能がついています。
逆光での撮影時、ちょっと暗いな、と思ったら『顔タッチ』で調整してみましょう。
また、光が強く、影が濃く出てしまうときなどは、カメラの設定で「HDR(ハイダイナミックレンジ合成)」(※同機能搭載機種に限る)という機能をONにすると良いそう。
「HDRはふんわりした雰囲気を出すために、とても重要です」
そして、スマホでの撮影の良い点は、ファインダーを覗かないため、ママの顔が隠れないこと。ママの顔を見ることができるので、子どもが緊張しません。
●撮影するママは、明るい服を着よう
さらに、オススメの撮影ワザは、撮影者が光を反射する白い洋服を着ること。服がレフ板の代わりになり、子どもの顔に光を反射させる役割を持つそう。
また、白い服が子どもの目に映ると、瞳の中にキャッチライトという光が入って、いきいきとした表情になります。
【キャッチライト】
●ステキなフォトブックの作り方
子どもの写真を撮るのも楽しいですが、撮った写真をフォトブックにして楽しむのもおすすめです。そこで、きょん♪さんにセンスのいいフォトブックを作成するためのTIPSも教えて頂きました。
フォトブックで使う各写真の明るさは、揃えたほうがいいです。スマホのアプリなどでフィルター使う場合は、雰囲気をあわせてください。いきなり明るい写真を使ったり、逆に暗い写真を使ったりすると、ちぐはぐになってしまいます」
フォトブックを作るとき、単にお気に入りの写真を選ぶのではなく、写真全体の雰囲気を揃えることで、写真アルバムではなく「写真集」のようなフォトブックになるようです。
みなさんも、素敵なフォトブックを作ってみませんか?
(文・大熊マナミ)
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