
●「おにぎらず」
本家「ヒット商品ベスト30」でも12位にランクインした「おにぎらず」。海苔にご飯と具をのせ、畳んで切るだけという、文字通り「にぎらないおにぎり」です。その手軽さ、見た目のかわいさから、クックパッドにも1500以上のレシピが投稿される過熱ぶり(2015年11月26日時点)。小さな子どもも食べやすいため、ママを中心に流行しています。
●「ママ名刺」
ママ友同士で交換するという「ママ名刺」。ママ間の新たなコミュニケーションツールとして話題を呼びましたが、連絡先や自己紹介などに加えて夫の職業や年収まで書き込むケースがあり、「ママカーストの格付けを助長する」「気持ち悪い」などと炎上するケースも。さらには、「見たことない。都市伝説では?」と、ママ名刺の存在自体を疑う声も少なくなく、とにもかくにもネット界隈をざわつかせました。
●「佐藤ママ」
東大医学部に通う息子3人を育て上げ、『受験は母親が9割』などの著書でも知られる「佐藤ママ」。「受験に恋愛は無駄です」などの発言とともに話題を呼び、一躍時の人に。ネットを中心に賛否両論が巻き起こるなか、次男がフェイスブックで「子供自慢が行き過ぎてしまったようです」とのコメントを残し、母親をたしなめつつも優しくフォローするその好青年ぶりに賞賛が集まりました。
●「ママがおばけになっちゃった!」
2015年7月に発売された絵本『ママがおばけになっちゃった!』。発売3カ月で24万部を超え、絵本としては異例のヒットとなりました。4歳になる男の子・かんたろうの母親が交通事故で死んでしまい、おばけとなって毎夜かんたろうの部屋に現れるというストーリー。母親の死というショッキングなテーマは、改めて死について、大切な人を失うことについて多くの親子に考える機会を与えたようです。
●「シワシワネーム」
強引な当て字を使った奇抜な名前「キラキラネーム」の逆バージョン、「シワシワネーム」が増えていると一部メディアが報じ、話題に。○子や○男などのスタンダードな名前、昭和を感じさせる古風な名前を総称しているようですが、「シワシワはひどい」「差別だ」という声も多数。日頃「キラキラネーム」を揶揄するネット民の多くも、「シワシワ」という言葉には違和感を覚えたようです。
(前田智行)