「お年玉」の相場ってどれくらい?

第1回 みんなどうしてる? お年玉事情
年末年始は、実家に帰省や親戚で集まる機会が増えたりするもの。そうなると、ママたちの頭を悩ませるのが「お年玉」問題だ。

そこで、ママテナでアンケートを実施。お年玉事情にまつわるママたちのリアルな本音を聞いた。(調査概要 調査実施時期:2015年11月18日~2015年11月21日 調査対象者:全国の20~64歳までの既婚・子どもがいる女性 調査方法:インターネットによる独自調査 有効回答数:243)

最初に、「小学生以下の子(親戚の子などを含む)にお年玉をあげる予定がありますか?」と聞いたところ、約8割が「ある」と回答。そして、気になる学年別にあげる金額やいつまであげるかについては、次のような結果となった。

お年玉

Q 小学生未満の子に上げる場合、金額はいくらくらいを予定していますか?

1位 1000円~3000円…47.4%
2位 500円~1000円…32.5%
3位 3000円~5000円…10.3%

ほぼ半数を占めたのは「1000円~3000円」。未就学児にあげる額としては高すぎる気もするが、「紙のお金」で面目を保つ人が多いのかもしれない。

Q 小学校低学年(1~3年)の子に上げる場合、金額はいくらくらいを予定していますか?

1位 1000円~3000円…67.5%
2位 3000円~5000円…21.1%
3位 5000円~10,000円…6.7%

小学校低学年の子にあげるお年玉として、もっとも多かった回答は「1000円~3000円」。これは妥当な額と納得する人も多いのでは? ちなみに「1000円未満」という声は4.6%の割合だった。

Q小学校高学年(4~年)の子に上げる場合、金額はいくらくらいを予定していますか?

1位 3000円~5000円…48.5%
2位 1000円~3000円…38.7%
3位 5000円~10,000円…9.3%

学年があがるごとに金額も比例してアップ。小学4~6年生へのお年玉のボリュームゾーンは「3000~5000円」、次いで「1000~3000円」との回答に。3000円前後であれば全国平均といえるのだろう。

Q 子どもにお年玉はいつまであげる予定ですか?

1位 高校生まで…46.9%
2位 働き始めるまで…22.2%
3位 大学生まで…17.7%

圧倒的に多かったのは「高校卒業まで」。大学や専門学校に進学する子もいれば、就職する子もいるだろうが、ひとまず18歳でひと区切り、とする声が多かった。

お年玉をもらって喜ぶ子ども

●お年玉をあげる際の悩みはさまざま!

お年玉をあげるときの悩みについて聞いてみたところ、さまざまな声が挙がった。その一部を見てみよう。

「親戚からもらうお年玉の額が大きい」(30代)
「親戚のあいだでは一律千円に統一。でも大学を留年し続けている従兄弟には正直あげたくない」(30代)
「子どもたちがお年玉にケチつけるようになり、金銭的問題(無駄遣いなど)もあり、お年玉は子どもたちの楽しみとはいっても金額に悩む」(40代)

やはり、金額に関する悩みがダントツに多く寄せられた。また、「普段関わりがないのに、お年玉だけもらいに来る子にはどうしますか?」という質問には「金額を低くしてあげる」(46.1%)の回答が1位。次いで「あげるのは嫌なのであげない」(24.3%)、「あげるのは嫌だけど、しぶしぶあげる」(22.6%)という結果に。

「子どもには関係のないことなので、来たらあげる」(30代)という鷹揚な意見もあれば、「お年玉代わりにお菓子をあげる」(40代)という落とし所を見つけている人も。

いずれにせよ、お年玉は子どもにとっての年に1度の特別なお楽しみ。子どもたちの喜ぶ顔を見てうれしくない親はいない。相場や常識を踏まえた上でお年玉をやり取りして、大人も子どもも、気持よくお正月過ごせるようにしよう。
(阿部花恵+ノオト)