今月もまたまた胃腸のお話です。
前回は季節の変わり目、そして梅雨への準備として胃腸を労わりましょう! というお話でした。しっかりと胃腸を労わる食生活、できていましたか??
今回は、旬を迎えるさやいんげんを使ったレシピをご紹介します。
少し濃いめの味付けで、おいしいところを吸った春雨がたまらず、ごはんがとっても進んでしうレシピです。胃腸を整えておいてくださったことを想定しているので、まだ胃腸の調子がいまいち……というひとは、豆板醤を控えめにして刺激少なめで試してくださいね。
そんなわけで今回もまた胃腸のお話です。
春夏秋冬、その季節に傷めやすい臓器をお伝えしていますが、梅雨シーズンに傷めやすいのが脾(消化器、胃腸)。胃腸は乾いた、暖かい状態を好みます。
梅雨のお天気の傾向といえば雨や曇りの日の湿度ですが、この湿度がからだに影響を及ぼすと胃腸にも影響が。数日湿度が高いくらいでは傷めるといったほどではないですが、長く続くとダメージとなります。湿度はもちろん乾いた状態とは真逆ですし、余分な水分は冷えにつながるからです。
そこで旬の食材の中から胃腸をケアし、からだを冷やさず余分な水分を排出するさやいんげんをチョイスしました。合わせるのはおなかを温める鶏肉。豆板醤やみそもおなかを温めます。さやいんげん、鶏肉ともに気を補うので、疲れを感じているひとにもおすすめしたいレシピです。
鶏手羽元といんげん、春雨の辛みそ煮
材料(2人分)
・鶏手羽元……6本
・さやいんげん……100g
・緑豆春雨(ショートタイプ)……40g
【A】
・豆板醤……小さじ1
・しょうゆ……小さじ1
・みそ……大さじ2
・みりん……大さじ2
・水……350(~400)ml
・太白ごま油……大さじ1/2
作り方
1. いんげんは上下を少しだけ切り落とす。Aを混ぜ合わせる。
2. フライパンに太白ごま油を入れて熱し、ペーパーでドリップをおさえた鶏肉を入れてこんがりと焼き、水を加える。沸いたらアクをすくい、Aといんげんを加え、再度沸いたらふたをして、途中混ぜながら中火で7分ほど煮る。
3. 2に春雨を戻さずそのまま加え、春雨が柔らかくなるまで2~3分煮る。水分が足りないようなら適宜水を加える。
ポイント
●鶏肉は手羽中でもOK。骨からだしがでるのでどちらかがおすすめです。
●ショートタイプの春雨が手に入らかなった場合は、長さを半分にしてください。私はそんなときははさみで切っていますが、一度にたくさん切ろうとすると飛び散って、かえって時間がかかるので、少しずつ手に取って半分に切っています。
●鶏肉を焼く際に油跳ねが気になる方は、後でふたを使うので、ふたをして焼いてもOK。
●このレシピのいんげんは柔らかいほうが断然おいしいので、しっかりと柔らかくなってから春雨を加えてください。
●お手持ちのみそが甘口の場合はしょうゆを増やすか、みりんを減らすなどして調整してくださいね。
配信: おうちごはん