なすの栄養素をムダなく摂るコツ
なすの栄養素をムダなく摂るには、以下のことに気をつけてみましょう。
・皮ごと食べる
・水に長時間さらさない
なすに含まれるポリフェノール(ナスニン)や、食物繊維の多くは皮の部分に含まれます。なるべく皮のついたまま調理していただきましょう。もし皮が硬くて食べづらいと感じる場合は切り込みを入れたり、ところどころ皮を剥いたりするなどの工夫をしてみましょう。
またなすに含まれるビタミンやミネラルの多くは水溶性といわれるものです。
水に長く浸けることで流れ出てしまうため、変色予防で水にさらす場合は5~10分程度を目安に。長時間にならないように気をつけましょう。
さらにもう一つ、なすは「淡色野菜」という色の薄い野菜に分類されます。
なすばかり食べていると、にんじんやかぼちゃといった色の濃い「緑黄色野菜」に含まれる栄養素(ビタミンAなど)が不足してしまいます。なすとあわせて、緑黄色野菜もバランスよくいただきましょう。
なすを使った料理のカロリーを抑えるコツ
なすはカロリーが低い野菜に分類されますが、ほかの野菜に比べ調理中に油をよく吸うため、調理法によってはカロリーが高くなります。
たとえばなす100gを素揚げすると、油を吸うために18kcal→142kcalほどにもなります。カロリーが気になる方は、油を使わない調理法(蒸す・焼く)にするか、油が少量で済むように工夫しましょう。
油少なめでも、炒め物をおいしく調理するには以下の方法があります。
・切ったなすに油をまぶして、電子レンジである程度火を通してから炒める
・塩もみして水分を抜いてから炒める
なすの油が気になるときは、試してみてくださいね。
配信: トクバイニュース