銀杏の食べ過ぎはなぜNG?その理由を管理栄養士が解説

銀杏の食べ過ぎはなぜNG?その理由を管理栄養士が解説

1日に食べていい量は?

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食べる人の栄養状態によって中毒症状が現れるのに差があり、「1日に何個以上食べると危険」というはっきりとした数字は分かっていません
大人であれば1〜2個食べる程度なら問題ありませんが、枝豆感覚でパクパク数十個食べることは絶対に避けましょう。

また、大人の場合、肝臓にメチルピリドキシンを解毒できる酵素を持っていますが、子どもは持っておらず、少量の銀杏でも中毒症状を発生しやすいといわれています。
5歳以下の子どもには銀杏は食べさせない方が良いでしょう。
実際、報告されている銀杏中毒の大部分は子どもの事例。ただし、大人も解毒酵素を持っていても、偏食や飲酒、また投薬治療のためにビタミンB6が不足している状態だと少量の銀杏でも中毒症状が現れることがあるので、安心は禁物です。

銀杏は高温多湿な環境では劣化が早いですが、冷凍庫であれば1ヶ月ほど保存が可能です。
もし手元にたくさんある場合は一気に食べるのではなく、殻を割り、塩茹でしてから冷凍保存するようにすると良いですね。

銀杏の食べ過ぎには注意して美味しく味わおう

秋になると身近になる銀杏。近年、少しずつ危険性が認知されてきていますが、まだまだあまり知られていない気をつけるべき食材の一つです。特に小さな子どもさんが食べるのは危険なため、大人がしっかりと管理してあげつつ、秋の味覚を楽しみましょう。

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