ひと手間が成功のカギ!炊飯器を使った玄米の炊き方

ひと手間が成功のカギ!炊飯器を使った玄米の炊き方

白米よりも圧倒的に栄養価が高いとされる玄米。食物繊維やミネラルなどが豊富で、健康や美容にもいいと言われています。とはいえ白米よりも炊飯に手間がかかるうえ、間違った方法で炊いてしまうと食感が悪くなることも。この記事では、炊飯器で玄米をおいしく炊く方法を解説します。

玄米をおいしく炊く4つのコツ

炊飯器で玄米をおいしく炊くには、次に挙げる4つのコツを押さえる必要があります。

1. 正確に計量する

玄米の炊飯では、米と水のバランスがとても大切です。玄米は米用の計量カップを使い、すりきりで計りましょう。また、水の量は炊飯に使用する道具によって変わってきます。一般的に好まれる固さに炊き上げたい場合は、以下の基準をもとに計量してください。

・炊飯器の場合…米の容量の6割増し(玄米2合の場合、水は580ml)
・土鍋の場合…米の容量の4割増し(玄米2合の場合、水は500ml)
・圧力鍋の場合…米の容量の1割増し(玄米2合の場合、水は400ml)

2. 6時間以上、水に浸ける

時間をかけて吸水させることで、芯からふっくらとしたお米に炊き上がります。最低6時間以上は水に浸しておきましょう。また、通常のお米と比べて玄米は吸水しにくいため、寒い季節は特に浸水時間を長めにとることをおすすめします。夜寝る前や朝出かける前に準備しておくと、スムーズに炊飯することができますよ。

3. ミネラルウォーターなど、美味しい水を使う

お米は乾燥した状態で保存しているので、お米を洗うときにもっとも水を吸収します。
そのため、洗うときの水によっても、お米の美味しさは変わってきます。可能であれば、浄水器を通した水やミネラルウォーターを使ってみてください。

4. 炊飯時に塩を入れる

炊飯時に塩を入れると、玄米特有の臭みをとることができます。玄米に含まれるカリウムには苦味があり、塩(ナトリウム)を入れて炊くことで中和され、美味しくなります。さらに、玄米の表面を覆っているぬか層が塩でやわらかくなり、水を吸水しやすくなる効果もあります。加える塩の目安量は、玄米1カップに対して塩ひとつまみ(1g程度)です。

炊飯器で失敗知らず!おいしい玄米の炊き方

それでは、玄米の炊き方を説明します。

手順

1. 水でさっと洗う

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玄米は研ぐ必要がなく、表面に付着している汚れやごみを落とすために、さっとかき混ぜるように洗います。浄水器を通した水やミネラルウォーターを使い、水は2~3回ほど替えましょう。

2. 塩をいれる

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玄米1合に対して、塩ひとつまみ(約1g)を加えます。

3. 浸水させ、6時間以上おく

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たっぷりの水を内釜に注ぎ、6時間以上おきます。一晩程度つけておくのが理想です。吸水に使う水も、浄水器を通したものかミネラルウォーターを使うと美味しく炊き上げることができます。

ただし、炊飯器に「玄米コース」がある場合は、炊飯時間に吸水の時間も含まれているので、浸水させる必要はありません。

4. 規定の目盛りまで水を注ぎ、炊飯する

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吸水に使った水を捨ててから、内釜に玄米を入れます。既定の目盛りまで水を注ぎ、炊飯しましょう。

炊飯器に「玄米コース」がある場合は、そちらを選びましょう。

白米と混ぜて炊く場合

白米と玄米を混ぜて炊飯したい場合は、以下3つのポイントを押さえることが大切です。

1. 白米と玄米の割合は2:1

食感よく炊きあがるおすすめの割合は、白米2:玄米1。3合炊きであれば、白米2合、玄米1合です。

2. 水の量と吸水時間を変える

吸水は2時間以上を目安としましょう。水は白米の目盛りを基準として注ぎ、玄米1合につき大さじ1~2杯の水を加えます。

3. 「白米コース」で炊飯する

白米と混ぜて炊飯するときは、玄米モードではなく「白米モード」で炊飯しましょう。

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