ニベアよりもスゴイ!? 馬油ケアでシミも消せる?

第255回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
昔からやけどの薬として使われてきた馬油。実は成分が人の皮脂と非常に似ているため、浸透力や保湿力が高く、スキンケア用品としても効果があるそうです。肌荒れ対策はもちろん、シミがうすくなったり、ニキビ対策、メイクのクレンジングとしても利用可能な馬油の使用方法をまとめます。

ニベアよりもスゴイ!? 馬油ケアでシミも消せる?

●そもそも馬油って?

馬油とは、古くから民間療法でやけどの特効薬として親しまれてきた馬の油のこと。人間の皮脂に非常に近い性質を持ち、強力な浸透力があるため、肌に塗るとすぐにサラサラになるそうです。また、高度不飽和脂肪酸を多く含む質の良い油であるとされていて、馬油を含んだいろいろな商品が登場しています。また時代劇で傷薬などとして度々出てくる『ガマの油』は、実は馬油だったという説も。そのわけは江戸時代の中期は牛や馬の食用が禁じられていて『馬の油』とは言いづらかったため『我が馬の油』をもじって『ガマの油』としていたのではないかとも言われています。また薬局などで売られている『ソンバーユ』は薬師堂が販売する馬油のブランド名です。

●馬油の使用方法

まずはメイク落としとして、毎日の洗顔前に、少したっぷりめに馬油をとり、メイクの上から顔になじませていきます。1分くらいすると、肌がふわっと浮いたような感じになるので、そのまま5分ほど放置。その後、優しくティッシュオフし、洗顔を行えば、しっとりとなめらかな肌になるそうです。

また馬油は肌への浸透力が高いため皮下組織まで到達、その栄養分が肌に働きかけてくれ血行が促進。結果、肌の代謝が良くなって、透明感が出たりシミが薄くなったりすると言われています。

スキンケアとしては馬油の馬セラミドという成分が肌に美肌効果や肌をしっとりさせる効果があり、乾燥によるニキビ改善にも◎。他にも、大さじ1杯くらいの馬油を取って顔全体に伸ばしてマッサージしてお湯で洗い流し、タオルで拭き取ってから化粧水を使うと、肌へ浸透しやすくなるため、ほうれい線の解消も期待できるとのこと。

ほんの少量でも大きな効果が期待できる馬油。薬局や通販などでも気軽に購入できるため、コストパフォーマンス抜群のスキンケアとして常備しておきたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)

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