●どんな本なのか?
本の内容に関しては、「妻に対して夫の扱い方を説明する内容」であるとか、「男性はこのように扱ってほしいのです」ということを説明しているそう。もっぱら男性目線の著者が、女性読者に「男はこういう生き物なのだから、こう接してくれるとお互いに幸せになれるよ」と説明する内容であると受け取った読者が多いようです。
●読者の反応
これに対して肯定的な意見としては、「旦那に期待しても無駄。調教するも、甘やかすも妻次第」と同意する人や「男女の感じ方、考え方の違いが具体的で『そうだな』と納得することが多い」と男女での性格や考え方の違いについて納得する人も。また、「犬はご飯炊かない」と家事をしてくれることを強調したり、「むしろ犬に謝れ! 健気で真っ直ぐで災害のときには人を救助して、飼い主が買い物終わるまで店の外で待ち続ける忍耐強さ、飼い主が亡くなっても駅まで迎えに…」と夫よりも犬の方が上という意見も見受けられました。他にも、「どうして妻側・女側だけに、いつも変化を求めるのか」「男はいつまでたっても大人になれないバカ野郎だから仕方ない。という無邪気な同調圧力を感じる」など、女性へ発想の転換を強いていると受け取って批判をする意見もあります。
男女の違いと結婚生活という、ネット上でいわゆる『炎上しやすい』テーマの本なだけに、2012年9月と少し前に出版された本にもかかわらず、賛否ともにかなりの激論が飛び交っているようです。夫婦関係の難しさに頭を抱えている人や、一般的な男性の思考といったものに触れてみたい人は読んでみてはいかがでしょうか。
(文・姉崎マリオ/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。