トマトの食べ過ぎはなぜNG?身体に与える影響と1日あたりの目安量

トマトの食べ過ぎはなぜNG?身体に与える影響と1日あたりの目安量

1日の目安量はどれくらい?

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リコピンの1日当たりの摂取目安量は15〜20mgなので、それを基準に考えると、生トマト2個、ミニトマト10〜15個が理想と考えられます。トマトジュースでは約1杯、ケチャップで大さじ4杯程度の量となります(含有量は商品によって異なります)。トマトジュースやケチャップ、トマト缶などになるとぎゅっと栄養素が凝縮されているため、意外とすんなり目安量が摂取できてしまうのです。

食べ過ぎの基準は?

明確な量が決まってはいませんが、ビタミンAの上限量を基準に考えた場合、1日にトマトジュース5~6杯、生トマト3~4個以上になると摂りすぎの可能性があります。とはいえ、ビタミンAの元となるトマトに含まれるβカロテンは、必要量以外は基本的には排泄されるため、厳格に制限はしなくて大丈夫でしょう。

また、カリウムの目安量から考えても生トマト6~7個程度となります。カリウムも医師から制限されている人やサプリメントでの過剰摂取以外は上限量が決められていないので、極端な食べ方をしなければ特に問題はないといわれています。

食べ過ぎに注意しながら食事に取り入れよう

今回はトマトを紹介しましたが、体にいいからといって同じものを食べ過ぎるのはよくないことがご理解いただけたでしょうか。ひとつの食材に偏らず、いろんな食材を組み合わせて食べて、健康的な体を手にいれましょう。

参考文献:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」、板木利隆『からだにおいしい野菜の便利帳(高橋書店)』、中村 丁次『栄養の基本がわかる図解辞典(成美堂出版)』、名古屋文理大学紀要「2型糖尿病患者の健康管理」

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